●アトピー性皮膚炎が改善する化合物を特定
京都大学の研究グループは皮膚表面のバリア機能を高める事で
アトピー性皮膚炎の症状を和らげる化合物を世界で初めて発見した
アトピー性皮膚炎は皮膚の中に異物が侵入しやすい体質の事で国内に40万人の患者がいるとされる
京都大学皮膚科の椛島准教授らの研究チームは、
皮膚表面のバリア機能を保つタンパク質がほぼ全ての患者で少なくなっている事に注目
人の皮膚細胞を使った実験でタンパク質の発現を促進して、
バリア機能を高める「JTC801」という化合物を特定し、
アトピー性皮膚炎のマウスに投与したところ、6週間後に症状の改善が見られた
ステロイドなどによる治療では副作用が懸念されていて研究チームは数年後を目途に
治療薬として実用化したいとしている
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