面積は約23000㎡、収容人数は約50000人
東京ドームの広さが47000㎡
1900年以上も前に造られた古代ローマの象徴
正式名称はフラウィウス円形闘技場
●コロッセオを名の由来
古代ローマの時代、闘技場の近くに暴君で有名なネロの巨大な像が建てられていた
巨大な像のことをラテン語でコロッソと言い、
そのコロッソのそばにある闘技場という意味でコロッセオという愛称で呼ばれるようになった
今見られるコロッセオは骨格みたいなもの
当時のコロッセオは大理石の化粧板や彫刻で業火に装飾されていた
しかし閉鎖されてからは誰も管理していなかったので大理石の化粧版等は他の建造物の建築資材として全て取り外されてしまった
●コロッセオはなぜ造られた?
パンとサーカス:パン(食料)とサーカス(娯楽)を与え、市民の不満の矛先をそらすローマ帝国の政策
地中海を支配したローマ帝国、広大な属国から搾取した富みはローマに集まっていた
権力者は市民の不満を解消し、政治に無関心でいさせる為、食べ物と見世物を無料で提供
大衆を愚民化するような政策だった
そのためにコロッセオのようなイベント会場が盛んに造られた
●剣闘士の戦い
見世物は体育競技、踊り、演劇、電車レース、中でも圧倒的な人気を誇ったのが剣闘士競技
剣闘士となった人は主に戦争でローマに負けて奴隷や捕虜になった人や死刑囚だった
彼らは養成所に入れられ剣闘士の訓練を受けた
そして多くの観客の前で殺し合いをした
勝ち続ければ英雄となり莫大な富と名誉、そして自由が与えられた
しかし負ければ死が待っていた
使用した武器は槍、鉾、盾、弓、斧、鎌などで、ほとんどは剣闘士たちの手作りだった
人間同士だけではなくトラ等の猛獣や闘牛と闘う事もあった
クラディウスという皇帝の時代にはコロッセオに水が張られ、死刑囚2万人が紅白に分かれて船で模擬海戦を行っていた
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