解禁!暴露ナイトで紹介
豊田商事事件の担当弁護士:宇都宮健児
●戦後最大の詐欺事件:豊田商事事件
1985年、金取引が完全自由化になったことによって起きた被害金額2000億円にも及ぶ
戦後最大級の詐欺事件:豊田商事事件
1985年、豊田商事会長:長野一男がテレビの生放送中に刺殺
そのショッキングな映像が広まり社会問題へ発展
弁護士の宇都宮氏は当時、管財人として詐欺会社である豊田商事から被害者の財産の回収を任された
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●豊田商事の詐欺手法
1982年、金取引の自由化に目をつけた豊田商事は金を一般市民に販売
その販売方法は、金を売ると見せかけ同時に預かる形式をとり、
その期間が1年から10%、2年で15~20%の利息を払うと云うもの
つまり金の受け渡しは実際には行われてはいなかった
金の代わりに渡していたのが「純金ファミリー契約証券」
もちろん何の価値もなくタダの紙切れ同然
最盛期は全国に60店舗を展開、どの店舗も駅の一等地
どの店にもこれ見よがしに金の延べ棒が飾られていた
●勧誘の手口
社員は7500人、テレフォンアポインターが片っ端から勧誘
関心を持っている客がいると営業担当に連絡
営業担当のセールストークで金を買わせる
ターゲットとしていたのは60歳以上の高齢者
営業社員が自宅に上がり込んでは、肩を揉んだり、ご飯を作って一緒に食べたりなど
まるで家族のように接していたという
そして警戒心が解けたところで投資話を持ち掛け契約させる
さらに信用させるために…
1000万円で金を買った客は2年分の利息として150万円をその場で受け取る事ができた
単にそれは客が払った1000万円の中から支払われているだけで、
残りの850万円は豊田商事の儲けとなっていた
一般市民から金をだまし取り、巨大な詐欺会社に成長
社員の給料もとんでもない事になっていた
歩合制の営業社員は月収1000万円を超える人もいたという
テレフォンアポインターや営業社員は何も知らず、詐欺に加担してしまっていたという
1985年6月、豊田商事会長:長野一男が2人組の男によって刺殺される
その様子がテレビで生放送され歴史に残る前代未聞の事件となった
これを機に詐欺商法の実態が明らかにされると、
1985年7月、豊田商事は破産宣告を受け倒産
弁護士の宇都宮氏は管財人として財産の回収を任された
金庫には200gの金と970万円の現金しか残っていなかった
●消えた2000億円の回収方法
店舗を明け渡し敷金などの返済で40億円を回収
さらに宇都宮氏が目を付けたのは高額の給料を貰っていた豊田商事社員
「豊田商事の社員が払った源泉所得税は税務署が詐欺集団からピンハネしたようなものだから
被害者に返還されるべき」という理屈で国税局から10数億円を回収
豊田商事が所有していたホテルを明け渡すなど総額120億円を回収する事に成功
被害に遭った高齢者に返金された
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