137億年の物語で紹介
●史上最大の思想家:孔子
身長は2m近い大男
その容姿は2本の出っ歯、目つきの悪い三白眼、額は凸凹
紀元前551年頃、魯の国に誕生
時は春秋戦国時代、500年続く戦乱の最中
世を憂う多くの思想家たちが生まれた時代
15歳の頃から政治を学び始める
30代になると弟子をとり自らの考えを伝え始める
私塾を開くが政治とは無縁だった
52歳、大司寇(現在の法務大臣)に就任し、国の政治に関わることになる
しかし権力争いに敗れわずか3年で失脚
孔子は弟子たちと共に理想の国を求めて諸国放浪の旅に出る
旅は14年にも及んだ
この旅で孔子は人を思いやる慈愛の精神や礼儀など、今に生きる思想を作り上げていった
紀元前479年、73歳で亡くなった孔子
孔子は戦争や対立を嫌い、歴史を愛した
そして生き方を簡潔な言葉で解くなど誰にでも分かりやすかった
孔子の思想は孔子の死後50年以上経ってから「論語」としてまとめられた
「論語」には弟子たちがまとめた512の孔子の言葉を収録
孔子には3000人の弟子がいたと云う
●日本の政治や道徳に影響を与えた
日本には5世紀ごろ、百済のワニという人物が論語を持って渡来したとの伝承がある
江戸時代に孔子の学問を目指す藩校と孔子を祀る孔子廟が各地に作られた
徳川吉宗は湯島聖堂をつくり、孔子の思想に基づいた政治を推進した
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