夢の扉+で紹介
脳の血管にできた脳動脈瘤が破れるとくも膜下出血を引き起こす
脳動脈を持つ日本人は40歳以上で6%
それなのにどんな瘤がいつ破裂するのか?医師でさえ正確には分からない
この破裂を予測する画期的な技術がある
日本屈指の女性博士としてその名を轟かせる東京大学 工学博士:大島まり教授
専門は医学とは無間系の流体工学
脳動脈瘤は謎の瘤
これまで500人以上の瘤を見てきた専門医でさえ、危険な動脈瘤と安全な動脈瘤の違いが分からない
手術をするか否か、判断材料は主に瘤の大きさや形に限られていた
大島は17年前から脳動脈瘤の破裂予測に取り組んできた
血液の流れを流体工学で解析し、脳動脈瘤に切り込んでいく
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●くも膜下出血から命を守る脳動脈シミュレーション
まず脳をCTスキャンにかける
輪切りにした画像情報から動脈を抜き出す
しかし、それだけではコンピュータが血流を認識できない
そこでその血管の中心の線を引いていく
中心線を軸にして元の血管を再び作り上げる
さらにそのモデルに細かい網をかけていく
そうすることでコンピュータが認識可能になり、血管の壁にどれくらい力がかかるのか?シミュレーションが出来る状態となる
あとは血液の流れを表す方程式を入れる
こうして出来たシミュレーション画像は血管にかかる力の大きさで色分けされる
・脳動脈の解析を始めたきっかけは?
17年前、柏たなか病院 正常圧水頭症センター:高木清 医学博士は大島に声をかけた
「あなたの流体工学で脳槽脈龍を解析してほしい」
手術をすべきかどうか?その判断材料は主に脳を映した画像しかなかった
しかし血流の解析は桁違いの難しさ
複雑な血管の形をCT画像からうまく取り出せない
ついに7年後、血管のシミュレーションが完成した
動脈瘤を解析する過程である事実を突き止める
血流によりかかる力が以外にも瘤の部分は以外にも少ない
瘤は強い力で破れるとされていた
しかし大島は力が弱すぎても破れる可能性を示した
これは医学会の常識を覆す大発見
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