世界ふしぎ発見!で紹介
●もう一枚のモナ・リザ
2012年9月27日、ダ・ヴィンチの手によるもう一枚のモナ・リザがスイスに眠っていたことが明かされた
もう一枚のモナ・リザがあるのはスイス・ジュネーブ
ルーブルより10歳は若く見えるモナ・リザ
1913年、イギリス・ロンドン郊外にあるアイルワースで見つかったことから「アイルワースのモナ・リザ」と呼ばれてきた
その後、スイスの地下金庫の中で深い眠りにつくことになる
ルーブルのモナ・リザは縦77㎝×横53㎝
対してアイルワースにモナ・リザは縦84.5㎝×横65.7㎝
さらにアイルワースのモナ・リザにはルーブルにはない柱も描かれている
顔料を分析した結果、16世紀のイタリア フィレンツェで使われていたものと判明
人物だけを切り取り、二つのモナ・リザを比べると目、口、あごの位置までぴったり一致する
これはダ・ヴィンチが同じ構図で二枚絵を描いた証拠
同時代の画家、ラファエロはモナ・リザを見て衝撃を受け、思わず模写したと言われてる
その絵には若い女性が描かれ、背景にはアイルワースのモナ・リザと同じ柱が描かれている
1503年、フィレンツェでダ・ヴィンチはモナ・リザを描きはじめたと言われている
当時、ダ・ヴィンチは51歳
ルネッサンスを代表する天才は画家としての円熟期を迎え、さらに科学者、建築家、発明家としても名声を築いている
ダ・ヴィンチのアトリエがあったのがサンタ・マリア・ノヴェッラ教会
この教会の回廊にある柱がアイルワースのモナ・リザの柱にそっくり
スポンサーリンク
●モナ・リザの正体
今から6年前、ドイツ・ハイベルク大学の図書館で発見された一つのメモ
そこにはフィレンツェの役人による“当代の巨匠であるレオナルド・ダ・ヴィンチが聖アンナの肖像とリザ・デル・ジョコンド制作中 1503年10月”という記述があった
そのことからモナ・リザのモデルはフィレンツェ商人の妻:リザ・ゲラルディーニ夫人であることがほぼ特定された
ところが当時、リザは24歳だった
しかしルーブルのモナ・リザは30代ぐらいの女性に見える
この事からリザ夫人をモデルとする説にも異論が唱えられていたが、
ダ・ヴィンチがリザ夫人をモデルに描いたのが、アイルワースのモナ・リザだとすればリザ夫人の年齢とも合致する
リザ・ゲラルディーニ夫人の子孫:ストロッツィ家に伝わる財産目録には「モナ・りざ」と書かれている
ダ・ヴィンチがルーブルのモナ・リザを死ぬまで手元に置いていたので、目録にあるのは先に描いたもう一枚のモナ・リザだったのでは?
スポンサーリンク
コメント