シンドロームXで紹介
1953年、イギリス
アリソン・バーチェルは友達とコメディー映画を観ていた
大笑いしたその直後、体の力が抜け、そのまま脇の通路に倒れてしまう
アリソンの意識ははっきりしており大事には至らないと思っていた
しかし搬送された病院で彼女は、医師から信じられない言葉を聞くことになる
「対光反射なし、ダメだ手遅れだ」
なんでみんなこんなに騒いでいるの?私は生きてる!
アリソンは遺体安置所に運ばれたが、何とか処理される間に体が動き、九死に一生を得た
しかし、検査の結果異常は見られなかった
発作を起こすと死んでいるかのように見なされる
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当時の医学では全く理解されなかった
そして1年後、またも街中で倒れ遺体安置所に運び込まれるハメに
以前として体に異常は見つからなかった
その後、アリソンは結婚し、元気な男の子スティーブンを出産
幸せな生活を手に入れたと思われたが、しかし子育ての最中、それは起こった
驚いた途端、体から力が抜けてしまった
意識はあるが身体が動かない
夫の支えもあり何とか子育てを頑張った彼女
その甲斐あって15年後、息子もすくすくと成長
だが、彼が高校生になった頃予期せぬ出来事が…
ヘビに驚いた瞬間、またしても全身から力が抜けた
3度目の遺体安置所行きだった
自分の身に何が起こっているのか?必死に病院を回り続けたアリソン
●病名は「カタプレクシー(情動脱力発作)」
過度の感情の高ぶりにより全身の筋力が抜けてしまう発作
ナルコプレシーと云う病の症状の一つ
呼吸が不安定になるので誤診された可能性がある
ナルコプレシー:日中の活動中に突然生じる抗し難い眠気のために居眠りを繰り返す病気
ナルコプレシー患者は1日に5~10回ほど、居眠りを繰り返してしまう
●発症の原因は?
脳内の神経ペプチドの一つであるオレキシンが減少することで発症すると言われている
明確な原因は不明
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