ビートたけしの超訳ルーヴルで紹介
●ルーヴル美術館
年間1000万人の観客者が訪れる世界一の美術館
所蔵作品数は約35万点
建てられたのは1190年、敵からの侵攻を防ぐ要塞:ルーヴル城だった
フランスとイングランドとの100年戦争
両国は100年以上もの間、国境をめぐり戦争を続けていた
100年戦争の頃、要塞を守る城壁は
戦争が長期化したことでセーヌ川沿いに城壁を伸ばした
その結果、要塞がある意味が無くなった
要塞を豪華な宮殿に造り替えたのが当時の王様:シャルル5世
その後、ヨーロッパで美術品への関心が高まり、歴代の国王はこぞって美術品や宝石などを集め出した
絵画から装飾品まで権力者たちが集めた美術品は400年間でかなりの数となった
1793年、中央美術館と云う名前で宮殿の一部を公開した
美術品を戦利品として持ち帰るのが当たり前だった当時、特に多くの戦利品を収集し、ルーヴルに最も貢献したのが皇帝ナポレオン
ナポレオンの勢いもそう長くは続かない
戦争に負け続けると各国から「美術品を返せ!」と迫られる
国際会議であるウイーン会議でも返却命令が下された
ナポレオンが獲得した戦利品は5000点、ある方法でルーヴルに900点の有名作品が残った
ナポレオンの参謀ドゥノン
彼は外国から美術品を没収する際、奪うのではなく破格の値段で買い領収書を貰っていた
ウイーン会議で返還を求められても領主書を盾に交渉し、返還要求をかわし続けた
1857年、全ての市民に美術品を公開し、現在のルーヴル美術館が誕生した
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