雑学家族で紹介
価値の高い硬貨・紙幣
●日本初のお札の肖像画:神功皇后が外国人ぽく見える理由
古事記や日本書紀に登場する伝説の女帝:神功皇后
明治14年(1881年)に発行した紙幣から本格的な肖像画を描くようになった
明治14年から毎年順番に発行された1円札、5円札、10円札
この肖像画を描いたのが、当時日本の紙幣局に勤めていたイタリア人彫刻家エドアルド・キヨッソーネ
その頃明治新政府はドイツに紙幣造りを依頼していたが、コストがかかり過ぎる為、国産化を計画していた
そこでドイツの印刷会社にいたキヨッソーネをスカウト
永田町に宅を構え、日本人の奥さんまでいたと云う
そもそも神功皇后はどんな顔なのか?
神功皇后は古事記などに記されている伝説の人物
容姿に関する記述は唯一“聡明で容姿麗しく(古事記より)”
手がかりは「美人」だけ
そこでキヨッソーネがモデルに選んだのが紙幣局の美人職員
彼は国の為に献身的に働く彼女たちを神功皇后のイメージに重ね、肖像画を描き上げた
1円札は完全に外国人だが、翌年、さらに翌年に発行した10円札は日本人に似てきている
ちなみに教科書などでお馴染みの西郷隆盛の肖像画を描いたのもキヨッソーネ
同じく写真などが残っていなかったので西郷隆盛の弟の顔といとこの顔をモデルに合成したと言われている
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