爆報!THEフライデーで紹介
●「まちぶせ」の石川ひとみの病魔に侵された地獄の生活
1978年、19歳の時に「右向け右」でアイドルとしてデビュー
抜群の存在感で数々の新人賞を受賞
1981年、ユーミン作詞作曲「まちぶせ」で一躍、人気歌手になった
1987年、突然の不幸が石川ひとみを襲う
芸能生活で初となるミュージカルで主演に抜擢
初舞台に向け連日リハーサルに取り組んでいた
とてつもない疲労感に襲われていた石川
その症状は日増しに悪化していった
そして2週間後の製作発表の朝…
目を覚ますと吐き気と共に強烈なめまいに襲われた
何とかベッドから這い出るも平衡感覚を失い、歩くことさえままならず、そのまま崩れ落ちた
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病院に緊急搬送された石川
彼女を襲った病気は「B型肝炎」
B型肝炎ウイルスに感染することでかかる病気
現在、発症はしていないもののウイルスの保菌者は国内で150万人いると言われている
症状は2つに分けられ、黄疸、吐き気、食欲減退、発熱などの症状が現れる急性肝炎と、全身の倦怠感、吐き気などの症状が現れる慢性肝炎
石川はこの時、慢性肝炎を引き起こしていた
診断を受けた石川は既に命の危険すらある状態だった
緊急入院…壮絶な闘病生活の始まりだった…
本を読むこともテレビを観ることも許されない地獄の寝たきり生活
一度体内に入ったウイルスは消えることはない
石川に行われた治療はウイルスを減らす薬物療法
この時の石川は病気の進行により肝機能が著しく低下、さらに体の体力もほぼ残っておらず危険な状態だった
その為、医者からは絶対安静が命じられ、歩行は一切禁止
移動はトイレのみ車イスと云う寝たきり生活
さらに頭を使っても体力を消耗すると本やテレビを観ることも禁止された
彼女は24時間天井だけを見る生活を強いられた
そして40日に及ぶ寝たきり状態の結果、ウイルスの進行は食い止めたものの、筋力は衰え、当時の報道では体重36㎏に激減と報じられた
リハビリを兼ねて散歩をしていたある日の事、ファンから握手を求められた石川
嬉しい気持ちで応じていると「あんた達、この人B型肝炎なのよ。握手するとうつっちゃうわよ」心ない声が聞こえてきた
B型肝炎ウイルスの主な感染経路は母子感染、注射器の共有、性交渉などで握手やキスなど日常生活では感染しない
世間は病気に対して大きな勘違いをしていた
母子感染で発症していた石川は誤解を解くべく、必死に訴えたが人々は逃げるように去っていった
ある日、所属事務所に呼び出された石川
すると「病気になってしまった人をいつまでも雇っているわけにはいかない。申し訳ありませんが事務所との契約は打ち切りにさせて頂きます」
事務所からの解雇通告…
「もう一度ステージで歌いたい」その夢が完全に絶たれた…
交際していた彼に勇気づけられ、どんな小さなステージでも歌う事を続けた
5年後、絶望から救ってくれた彼と結婚
現在、夫と共にステージに立ち、あの名曲を歌い続けている
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