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名医のスゴ技!最新医療
●神の手を持つ脳外科医:上山博康 「必ず助ける」驚きの技
日本人の死因でガン、心臓病に続き3番目に多い脳卒中
脳卒中とは脳内の血管が詰まってしまう脳梗塞や脳出血、くも膜下出血の総称
患者数は133万人を超え、毎年12万人以上が死亡
札幌にある脳疾患研究所の所長を務める上山博康は脳外科手術の第一線で活躍している
上山が行っているのは脳動脈瘤手術
脳動脈瘤とは脳の血管部分にできるコブの事
そのまま放置するとやがて破裂して出血し、くも膜下出血になってしまう
命を落としかねない危険な病気
そんな脳動脈瘤の手術は年間100件も行えばすごいと言われる中、上山は年間500件以上
脳外科手術はミクロの戦い
わずかな動きが命を左右する
上山の技術は1㎜の血管を極細の0.02㎜の糸で縫い合わせられるほど
そんな上山の下には他の病院んで手術不可能と断られた患者も訪れる
脳動脈瘤には脳内の血液が流れているのでクリップで瘤の根元をはさみ、血の流れを止め破裂の危険性をなくす
本来、上山は右利きなのだが、左を普段のトレーニングによって利き手を同じように動かすことができる
そのため、道具を持ち替える時間がかからず手術時間が大幅に短縮
結果、患者の身体への負担も減り、回復も早い
もし患者を救えなかったら家族から訴えられる可能性があるにも関わらず、上山は「大丈夫て言い切る」
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今から25年前、当時38歳の上山はそれまで大きなミスも起こさず、難しい手術をいくつも成功させ、脳外科医として順風満帆な人生を送っていた
そんなある日、1人の脳腫瘍の患者を受け持つことに
「私にはまだ中学生と高校生になる息子がいるんです。あいつらが独り立ちするまで生きていたいんです」
「大丈夫です。僕に任せてください」
手術は順調に進み、大きな問題が起きることもなく終了しようとしていた
ところが…なぜか血管の血流を止める接着剤が予定とは違う場所に流れ込んでしまい、患者は危篤状態に
患者は意識不明
上山は半ば医師を辞めるつもりで家族の前で必死で土下座した
すると、患者の息子から言われた言葉で、その後の人生が大きく変わった
「先生…お父さんは先生の事を大好きだって言ってました。だから信頼して手術を受けたんです。僕たちは何も言えません」
上山いわく「初めてその時に僕は患者は命をかけて医者を信じるって言葉を身をもって分かりました。命懸けの信頼をくれた患者に対して何で答えるかって言えば自分の膳存在で答えますよ」
だからこそ上山は1人の患者に1回の手術に、自らの人生をかけて臨む
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