世界ふしぎ発見で紹介
メキシコの下に眠るアステカ王国
1521年、エルナン・コルテス率いるスペイン軍はアステカを征服
その目的はキリストの布教と金の獲得だった
スペイン人はアステカの神殿を破壊し、それを土台にしてメトロポリタン大聖堂を建てた
大神殿地下の跡から見つかった大地と豊穣の女神:トラルテクトリ
アステカの都はテノチティトランと呼ばれ、テンプロ・マヨール遺跡は大神殿にあたる
テノチティトランは湖に浮かぶ水上都市だった
アステカでは権力者が変わるたびに神殿の上に新たに神殿が建てられた
最終的には45mを超える大神殿がそびえていたと云う
アステカ人は一見可愛らしい人形:チャックモールの上に生贄の心臓を置き、太陽神に捧げた
アステカは太陽神を大切にし、正確な暦をつくっていた
アステカには少なくとも11人の王がいたことが記録されている
しかし、その王の墓は1つも見つかっていない
生命を生むと同時に生命を奪う神:トラルテクトリ
太陽を産み、太陽を食べるとも考えられている
足元にはウサギと12個の点が刻まれている
現在、これは2種類の数字に解釈されている
1つは西暦1478年、日食が記録された年
もう1つは1502年、アステカ王アウィツォトルが死去した年
アウィツォトルは最もアステカの勢力範囲を伸ばし、繁栄させた偉大な王
彼の遺体は火葬され大神殿の正面に埋葬されたと云う
そこがトラルテクトリの発見場所
トラルテクトリの真下から深さ十数メートルの縦穴が現れた
縦穴は何層にも分かれ、それぞれに豪華な奉納が納められていた
トラルテクトリは縦穴をふさぐ蓋の役割をしていた
地上に近い第1層からは美しい装飾品が現れた
今後も慎重に発掘が進められていく
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