夢の扉+で紹介
突然襲ってくる地震
家具は凶器と化し家の中にいても危険だらけ
最大震度7の揺れでも倒れない耐震マット
開発したのはプロセブンの小玉誠三
今から17年前、直下型の大震災に見舞われた神戸
犠牲者の1割が家具などの転倒によるものと言われている
厚さわずか5mmの耐震マットが転倒をふせぐ
激しい揺れにも耐える秘密はマットの粘着力
12年前に耐震マットを開発しわずか3人で会社を始めた
現在の従業員は30名
会社を大きく成長させた耐震マット
従業員の多くは耐震マットを製造している現場を見たことがない
工場は役員以外立ち入り禁止
主な原料はウレタン
そこに10種類ほどの秘伝の物質を混ぜ合わせる
3回にわたり熱処理を加え完成する
ふと持ち上げたコップにくっついていた皿
●コップ酒から生まれた粘着力
お酒の場合、コップと受け皿の間に水やエタノール、糖などの分子が存在し、それらは目に見えない凸凹に入り込む
やがて液体が蒸発するとのこった分子同士が結びつき接着材のような役目を果たす
コップ酒から分子の働きに目をつけた
ウレタンの分子構造をより小さくすることで強い粘着力を生み出そうと研究に没頭した
開発を決意してから5年が経った2000年、小玉はついに耐震マット「Pro7」を完成させた
それは強力な粘着力を持ちながら、取り外すときには簡単に取り外せる
日本品質保証機構の試験でも見事に合格
2004年、アートコーポレーションが引っ越しの際、小玉の耐震マットを取り付けるサービスを始めた
そして、従来の石油由来のウレタンから植物由来のバイオマスに変更
バイオマス耐震マットは植物をイメージし緑に着色された
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