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芸能界 消えた金額ランキング
●占い師に貢いだ額が5億円
占い師の洗脳により合計5億円を13年間に渡って貢いでしまった辺見マリ
1970年、19歳の時に「経験」で華々しく芸能界デビュー
妖艶な魅力で一躍スターダムへと駆け上がった
1972年、俳優:西郷輝彦と結婚
長男、そして長女でタレントの辺見えみり、2人の子宝にも恵まれた
1981年、西郷輝彦と離婚
1982年、離婚したとはいえ、両親、2人の子供、愛する家族との幸せな日々
一家の大黒柱となった辺見は収入の為、芸能界に復帰
仕事と云えば地方のキャバレーまわりだった
8年後、ある日喫茶店で仕事の打ち合わせをしていた時のこと
「ねぇねえぇ、辺見マリって古くない?」
それは偶然耳にした心無い声
さらにテレビ局での打ち合わせでも「若い子が中心じゃないですか、だから辺見マリさんには今日は何もして頂かなくても大丈夫」
そもそも不安定な芸能界の仕事に対し、かなりの焦りや将来の不安はあった
それを再認識させるかのような周囲からの言葉
自分を分かってくれる人はいないのかも…
辺見は寂しさと孤独を感じ始めていた
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そんな時、彼女が当時最も信頼を置いていたマネージャーからある言葉を耳にする
「マリさん、なんか最近元気ないですね。大丈夫ですか?知り合いから聞いたんですけど悪い事をお祓いできる「拝み屋」っていう人がいるらしいんですよ。その人が「マリさん大丈夫?」って、いつも心配してるらしいんですよ。一度会って話聞いてみます?」
元々、辺見は占いに関心があった
特に疑うことなく神田と名乗る「拝み屋」の元へ
案内されたのは都内のホテルの一室
そこには「拝み屋」の神田とその家族の姿があった
神田「私はね神様の声が聞こえるの。だからマリさん、悩んでいることがあったら何でも言って」
最初は占いと云うより軽い身の上話だった
それより仕事の不安や家族の不安を誰かに話して安心したかった
こうして様々な相談をする中で信頼が芽生え始めたころ
神田が発した一言がきっかけで辺見は占いに一気にのめり込んでしまう
神田「マリさんの娘さんが心配だわ。(えみりが?)気付いてないの?目が悪くなっているはずよ。本当よ、帰ったら聞いてみなさい。このままいくと失明するかもしれないわよ」
全く信じていなかった辺見だったが、娘えみりの視力の低下が判明
ここから辺見は「拝み屋」神田へと傾倒していく
ついに
神田「このままだと息子さんがグレてしまうわ。ただ5千円あれば救うことが出来る」
少額ながら金銭の要求が始まった
神田「マリちゃん、悪いことから逃れるためにお金を惜しんではいけないわ」
そんな言葉に辺見は躊躇することなく支払いに応じた
すると…
神田「えみりちゃんが事故に遭うわ。1万円で救うことが出来る」
神田「それからお父さんが内蔵の病気にかかる2万円で救うことが出来る」
神田「家族が病気になるわ。30万円で救うことが出来る」
気が付かないうちに要求金額は徐々にエスカレート
そして占いを始めてから数か月…
辺見の金銭感覚が完全に鈍ると、神田は辺見にマンションを借りさせ引っ越した
その引越しを機に、神田の知り合いで安藤と云う女性とその兄も出入りを始めた
こうして神田一家と安藤兄妹、そして辺見、この奇妙な集団はいつしか常に行動を共にするようになり、共同生活をするまでになった
“そこに入ってから、あまり世間と会わなくさせる。世間と交流を持つとややこしい事になるので。それから先、仕事を辞めさせられる。余計私は世間のみなさんとは中々会えない。会ってもすれ違うぐらい、深く関われない。そうそう…その時、最高72㎏まで太らせていかされた。自信を無くさせる”
神田の指示で食事をコントロールされ、かなり太らされた
さらに神田の指示で辺見は芸能界を引退
世間から隔離され閉ざされた空間
神田「神のお告げが聞こえるまでお祈りなさい」
お告げを待ち、長時間に及ぶ正座
白いトレーナー上下を着させられ、外に出ての修行
さらにその姿のままで外食する奇怪な修行
辺見は自分を理解してくれる仲間に安らぎを感じていた
お告げを聞き始めて1年ほど経ったある日…
神田「あらっ?(どうしたんですか?)神のお告げが聞こえなくなった!」
「拝み屋」神田が突如神の声が聞こえなくなったと言い出した
その後、神田一家は失踪した
これまで辺見が神田に支払った金額は990万円にも及んでいた
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神田と云う精神的支柱がいなくなり、不安のあまり毎日安藤の元へ通っていた辺見
するとある日、辺見の心を揺さぶる言葉が安藤の口から発せられた
安藤「やったわ!私に神田さんの力が宿ったみたい。聞こえるのよ。神の声が!」
突然、安藤にも神のお告げが聞こえると言い出した
普通なら誰でも疑うこの発言、しかし1年間に渡り洗脳を受けていた辺見には事実だと思えた
しかも神田がいたころ、厄払いの度に辺見が口にした過去の全てを聞いていたので、辺見の考え方や弱いポイントを心得ていた
辺見にも拝む力が付いてきたと思わせ神の力を信じ込ませていった
安藤「いい?マリちゃん。お金っていうのはね、汚れているの汚れたお金はギャンブルで使って浄化しないとあなたの身に不幸が起きるわ。えみりちゃん大けがしちゃうわよ。それでもいいの?今度カジノに行きましょう。あなたの不浄なお金を使ってあげる」
こうして安藤の言葉に従って500万円を持ってマカオへギャンブル旅行へ行くようになる
増えるどころか500万円はあっという間に無くなっていった
すると「マリちゃんどうする?もっと浄化する?やめたかったらやめてもいいのよ。ただえみりちゃんに何が起こっても知らないわよ」
安藤は家族の不安を煽り、辺見から多額のギャンブル資金を調達
さらに安藤は辺見を日本へ置いて一人ギャンブル旅行にも出かけた
そしてまた負けると「マリちゃんごめんね。2000万円振り込んで」
言葉巧みに辺見をコントロールして現金を奪い続ける安藤
当然のことながら貯金はあっという間に底をついた
気付けば安藤はマカオでは飽き足らず、ラスベガスまで
貯金もなくなった辺見は持っていた宝石類をすべて売却
家族で住んでいた家は売却
そして、さらには15歳で芸能界デビューした娘:えみりのCM出演料ギャラにまで手を出した
そして一番大切にしていた子供たちは家を出た
安藤「マリちゃんを救う神様の声が聞こえたわ。(何て?)もうそろそろ働きなさいって」
現金の無くなった辺見に働いて稼ぐよう指示
しかも安藤の兄がマネージャーになり仕事中もしっかり見張られた
さらには
安藤「マリちゃん。次はこの仕事をやりなさい」
神のお告げを利用し、辺見がやりたくない仕事を強要
そして、ついには安藤の脅迫めいた指示でヘアヌードまで
そんな地獄にも似た日々を送る中、辺見の目を覚まさせるある事件が起きる
ダイエットに成功した辺見に安藤が開かせたダイエット教室でのこと
多くの生徒が辺見の元に集まり、数千万円にも及んだ授業料を安藤が持ち逃げした
ステージの上でも客を第一に考えていた辺見は客の金に手を付けた行為を目の当たりにし、怒りと共に目を覚まし始めた
13年間に及んだ安藤との決別
辺見マリが占い師によって失った金額は5億円
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