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芸能界 消えた金額ランキング
●親代わりの社長が豹変…借金地獄
社長の夜逃げで2900万円が消えた大西結花
1984年、芸能界に憧れをもっていた大西はアメリカンファンションのコンテストに出場したが、あえなく落選
そのコンテストを見ていた事務所の社長がスカウト
事務所の社長は大西の実家に訪れ両親を説得
その熱意に胸打たれた両親は快諾
15歳の春、大西は大阪から上京しアイドルを目指すことに
上京して初めて住んだ場所は社長の小さな一軒家
社長とその奥さん、大西の3人で暮らすことに
立ち上げたばかりの小さな事務所
1986年、ドラマ「スケバン刑事Ⅲ」が大ヒット
それをきっかけに爆発的な人気を誇り、数多くの番組に出演
当時、CM契約7本にも及ぶトップアイドルに
家に帰ることはほとんどなくテレビ局からテレビ局を渡り歩く毎日が続き、唯一の睡眠は移動時間のみ
数年万円を稼ぐ事務所のドル箱となった大西の給料はアップし、20万円
数多くの番組出演をこなしCM契約7本のアイドルに対し、あまりにも低い給料
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社長の周りには様々な変化が…
元々、社長と2人きりだった会社には所属タレントも増え、同時にマネージャーも増員
1ルームの小さな事務所が1フロアをしめる大きさに
社長の身なりは変わり、高級腕時計に一流ブランドのスーツを身にまとっていた
さらに社長は豪華絢爛な一軒家を購入、駐車場には高級外車がズラリ
その後、順風満帆な芸能生活は約4年続いたが…
スケバン刑事のブームが去り、大西の仕事が減り、事務所の規模も縮小
このころから社長の事務所経営は困難を極めていた…
1988年、大西が自宅にいると突然、社長から300万円のお金の無心が…
大西は笑顔で快諾
社長の要求はエスカレートしていく
「今、結花の大々的なプロモーションを考えていてな、それには少しまとまったお金が必要なんだよ。お金を借りるには保証人が必要なんだが、サラリーマンじゃなきゃダメらしいんだ。そこで結花のお父さんに保証人になってもらえないか?」
社長は大西の両親に借金の保証人になって欲しいと要求
社長は大西の実家がある大阪へ
父親も社長の言葉を信じ契約書にサイン
その額500万円
大西は社長に全財産300万円を貸し、加えて父親は500万円の保証人になった
大西は社長に呼ばれ事務所へ
「もしこれから結花に何か困ったことが起きたらこの封筒を出しなさい。その封筒を出せばすべて大丈夫だから」
社長を見たのはこれが最後だった…
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一週間後、社長は夜逃げ
その頃、大阪の実家では借金の取り立てが来ていた
500万円だと思っていた借金は悪質な契約書により1000万円に
借金返済に困った父親は退職金を前借し、生命保険も解約して返済
事務所を通して払っていたはずの大西の税金は4年前から滞っていた事が発覚
その額、500万円
さらにこれも事務所を通して払っていたはずだった自宅の家賃の未払いが発覚
溜まりに溜まったその額は800万円
車も会社名義になっていたため、借金返済にあてられ300万円のローンだけが残った
そこで大西は封筒の存在を思い出す
封筒の中には事務所との関係が無い事を示すための解雇通告書
いずれ債権者が大西の元に来ることを恐れた社長は、少しでも彼女の身を守れるのではないかと考え、解雇通告を作成
社長は大西のCDを再び出そうとレコード会社をまわっていた
その努力もむなしく断られ続け、起死回生の最終手段としてCDを自費出版し多額の借金を抱えたと考えられる
その歌も売れ行きが芳しくなく、借金返済ができなくなった社長は夜逃げしたと云われている
大西と大西の父親は多額の借金を背負うことに…
父親の借金:1000万円
車のローン:300万円
家賃2年分:800万円
貸したお金:300万円
税金4年分:500万円
総額:2900万円が消えた
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