別冊アサ秘ジャーナルで紹介
●巨大すぎる東京湾観音
・東京湾観音:千葉県富津市小久保1588
見上げきれないほどの巨大さ
昭和36年に完成
東京湾観音を建立したのは個人:宇佐美政衛
総工費約30億円の東京タワーと同じ1957年に総工費1億2000万円で着工
現在の価格に換算すると5億~10億
総鉄筋コンクリート製の観音像の内部は螺旋階段になっている
高さ56mの高さは20の階に分かれ、それぞれお参りできるように仏像が置かれている
1階部分には不動明王
ちょうど観音像の軸にあたる空洞部分におかれてたのは七福神
観音像の高さ2/3ほどの高さにある肘の部分には展望台
17階にある鼻の穴からも下の景色が一望できる
さらに18階の耳の穴が開いている
19階の宝冠部の展望台からは東京湾から富士山まで一望できる
天上界と名付けられた20階で記帳して完了
明治23年、千葉県君津市に生まれた宇佐美政衛
14歳で東京の材木店に丁稚奉公
徴兵の経て26歳で独立し、材木商を営みつつ第二次世界大戦を経験
戦後は戦死、戦災者の鎮魂と世界平和祈願のため、なにかできないかと考えていた
仏像彫刻家の長谷川昂と出会う
出会った2人は長谷川氏の作った原型を元に巨大観音の建立を計画
しかし戦後わずか12年で個人による建立のため、重機を使用することは出来なかった
建築に使うコンクリートは現場で練り、手押しの一輪車でスロープを登り運搬
わずかずつ高さを重ねていくと云う気の遠くなるのような手作業
こうして4年の歳月をかけ東京湾観音は完成
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