カンブリア宮殿で紹介
●戸建550万円!元大工の技
アキュラホームの元大工社長:宮沢俊哉
中学卒業後に住み込みで大工修行へ、19歳で独立
1986年には坪単価21万円住宅「M21」を発売
さらに次々と業界を驚かせる低価格商品を開発した
不況や少子化で住宅着工戸数が激減する中、17期連続で増収を記録し続けてきた
宮沢が売る住宅の究極系が黒と白の建物
2LDKで広さは67㎡
オープンキッチンのリビング
こげ茶色のフローリングが落ち着いた空間を作り出している
最大の魅力は値段が550万円
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削れる無駄は徹底的に削る
人件費や材料の仕入れ価格をカットする従来の方法とは全く違う
アキュラホームでよく見られる天井まで届くハイドア
通常、ドアの上に存在する下がり壁がポイント
下がり壁を作り、石膏ボードを張り、クロスを張る材料費と施工手間の方がコストがかかる
材料費に加え工賃、人件費も含めたトータルなコストを究極まで突き詰めることで質を落とさず価格を抑える
工事の進展に合わせ必要な日に代つような資材だけが届くジャストインシステムを導入
これで従来行っていた使いたい資材を奥から引っ張り出す手間が無くなり作業時間は一気に短縮された
さらに従来商品の損傷を避けるために必要だった段ボールの梱包、建築現場で資材の移動がほとんどなくなったため現在で破損するリスクが大幅に減少し、梱包が要らなくなった
梱包の手間と材料費をカット
家造りを合理化するためのアキュラシステム
その根幹となるのが膨大なデータベース
家を建てるのに必要な部材の価格がこの中に詰まっている
不明確だった大工工賃も1円単位で算出した
宮沢はアキュラシステムのノウハウを全国の工務店に提供
いまや2600社が導入している
宮沢の5LDKの自宅はアキュラホームにとって重要な実験棟
強度の問題で従来、鉄骨でしか作れなかった柱などの支えが一切ないオープン階段
試行錯誤の末、宮沢は木で作ることに成功
今ではアキュラホーム人気の商品となった
さらにこの家から生まれたヒット商品が欄間付ドア
上の部分が開閉し、寒気が出来るドア
室内の風通しを良くし快適に過ごせると大人気となった
しかし中には失敗作も…
夏は植物で日陰を作り冬は日光を取り入れるためのグリーンカーテン
スムーズに移動するはずが動かない
宮沢は今まで3祖、実験棟として自宅を買い替えた
宮沢「作ってみる、使ってみる、住んでみる、そしてお客さんに提供していく」
室内に入ると木造物件にもかかわらず驚くほど柱が少ない
家の周囲の壁を徹底的に強くすることで、室内に柱や壁をほとんど必要としない
「木造スケルトン&インフィル住宅」
これにより可能となったのが大規模なリフォーム
2つの部屋の仕切る壁をなくす大掛かりな工事でもわずか3時間で完了
子供の成長や居住人数の変化に合わせ、今まで考えられなかった自由度で部屋を変化させることが出来るようになった
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