たけしの超新説研究所で紹介
今からおよそ2200年前、一代にして巨大な中国を統一
初めて自らを皇帝を名乗った始皇帝
中国南部の大都市:西安のはずれにある始皇帝陵
この始皇帝陵は一度も調査されてことがない
国家によりその発掘が固く禁じられている
●始皇帝陵は不老不死のための巨大な装置だった
人工衛星に搭載されたセンサーで地上からの電磁波をキャッチし内部の様子を細かく探る衛生リモートセンシング
エジプトの古代遺跡発掘で数々の実績をあげた技術
始皇帝陵は高さ50m、縦横350mの小高い山
だが始皇帝が墓として作り上げたエリアは面積50k㎡
世田谷区と同じくらいの広さ
川の流れを変え地下水まで近づけないための緻密な土木工事
始皇帝陵は水を徹底的に遠ざけることで遺体を腐らせないように作られていた
兵馬俑は始皇帝の墓を守るために配置された軍隊と云われている
兵馬俑の遺跡は現在4つ見つかっている
兵馬俑1号抗は縦230m、横62mにも及ぶ
兵馬俑600体の顔が違う事が証明された
兵馬俑は実在の軍隊をそのまま写し取ったもの
始皇帝は自らの軍隊を死後の世界にまで連れて行き、その権力を永遠のものにしようとしたのだろうか
兵馬俑の全てには鮮やかな色が塗られていた
注目するのはチャイニーズパープル
当時の思想では天空は北極星を中心に回っており、その真ん中には紫微宮と呼ばれる紫の宮殿があるとされていた
そこに住んでいたのは宇宙を創造した神
紫を用いることで始皇帝は神になろうとしたのではないだろうか
しかし赤や黄は自然にある鉱物から作られるが、紫は自然界に存在しない色だった
孔雀石、重晶石、石英、そして触媒となる鉛を混ぜ合わせ、1000度で36時間焼くと完成する
少し青みが買った紫色:チャイニーズパープル
チャイニーズパープルは天然鉱物を使って複雑な化学合成を起こし作られていた
始皇帝の死から100年後、司馬遷により書かれた中国初の歴史書:史記
“墓の中の宮殿には盗掘して近づくものがあればひとりでに矢を発射する仕掛けになっていた。宮殿の中には水銀が流れる川や海が作られ、上には宇宙、地面には中国がそのまま再現されていた。また人魚の油が内部を永遠に照らしている”
始皇帝陵の中には地下30mに高さ15m、東西145m、南北120mの巨大空間があることが分かった
一体の水銀反応を調べてみると地下空間の東側部分に大量の水銀があることが判明
不老不死の妙薬とされる水銀の分布は中国の形を一致する
さらに地下空間を覆うように9段のピラミッド状の屋根がついた建造物が存在することが分かった
始皇帝陵は自らの強大な権力、そして自分の命を永遠のものにしたいと云う願いから地上の世界をそのまま地下に持ち込んだ壮大な地下帝国だった
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