夢の扉~NEXT DOOR~で紹介
理化学研究所:神奈川県横浜市
林崎良英
彼は政府の特命を受けた
それは「新型インフルエンザの遺伝子研究」
●遺伝子研究で病気の予防や治療を支える
これまでの研究で紫綬褒章や遺伝子の分野で国内最高峰の木原賞を受賞
日本が世界に誇る遺伝子研究の第一人者
人間の体には約60兆個の細胞がある
DNAはその細胞一つ一つにひも状で入っていて一本に伸ばすと、1.8mにもなると云う
DNAにはG(グアニン)、T(チミン)、C(シトシン)、A(アデニン)の4つの物質が30億個並ぶ
4つの物質を文字にすると新聞200年分にもなる情報が詰まっている
このDNAの一部が様々な細胞を形作る暗号になっている
配列のわずかな違いが個性を生む
●新型インフルエンザの画期的な検査キットを開発
インフルエンザにはおもに2つのタイプがあり病院で行う簡易検査はA型とB型を見分けるものだった
新型インフルエンザはA型に属する
この簡易検査ではA型までは分かるが新型かどうかまでは分からない
国から特命を受け新型インフルエンザの検査キットの開発
ウイルスにも遺伝子が存在し、新型かそうでないかは、その違いで決まる
1、まず専用の綿棒で鼻の粘膜に着いたウイルスを取る
2、ウイルスの膜を壊す液体を入れる
3、中から遺伝子を取り出す
4、取りだした遺伝子を新型インフルエンザに反応する試薬に入れる
5、試薬を暖める
所要時間わずか30分
陽性の場合、蛍光色に光る
2010年11月 正式認可を受ける
タミフル耐性をもつ新型インフルエンザの検査キットも開発
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