保釈金とは？

池上彰の学べるニュースで紹介

●保釈金とは？

刑務所とは刑が決まって服役する所

拘置所とは刑が決まる前に拘束される所

保釈金を払って出られるのは拘置所

警察に逮捕されると容疑者として留置所に入れられる

48時間以内に検察に送検される

警察が逮捕した容疑者を裁判にかけるかどうか決める

検察での取り調べが始まると原則として拘置所に入る

調べを受けた結果、起訴、つまり裁判にかけられると決まると、容疑者ではなく被告人となる

裁判が続くと被告人は拘置所に入る

最終的に受刑者として入るのが刑務所

裁判で判決が出る前、証拠隠滅の疑いがなければ、被告人の弁護士が裁判所に対してできるのが保釈請求

起訴から刑が決まるまでの間、拘置所から出る事を請求できる

逃げる可能性があるので保釈金を積んで「認めてください」ということになり、認められると保釈となる

罪が確定していない被告人が社会生活を送れるように配慮した制度

殺人などの凶悪犯罪の場合、通常、保釈は認められない

●保釈の条件

・主に自宅など住居が指定される

・裁判所に必ず出頭する

・事件関係者と接触禁止

・原則3日以上の旅行禁止

旅行は裁判所に届け出が必要

海外旅行は認められない

被告人にとって逃げると不利益なる仕組み、それが保釈金

正式名称は保釈保証金

裁判所に預ける保証金

刑が決まると返却される

逃げると没収される

逃げて保釈金が没収されると困る金額は個人によって違う

お金持ちほど保釈金の金額が大きくなる

●日本保釈支援協会

保釈金を立て替えてくれる団体

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