100秒博士アカデミーで紹介
●食品を冷凍しても生と変わらない過冷却
東京海洋大学 教授：鈴木徹によると
過冷却したミネラルウォーターを容器に注ぐと一瞬にして氷になる
※過冷却とは？
非常にゆっくりと温度を下げていくと起こる現象
0℃を下回っても氷になっていない状態
通常冷凍は、外側から凍っていくためできた氷が内側の水分を吸い取り、粒が大きい氷となる
一方、過冷却は、外側も内側も、ほぼ同時に凍るため、粒が小さい氷になる
食品の組織を破壊しないので冷凍しても食品の味が落ちない
しかし過冷却が起きる温度は、食品それぞれ異なる為、まだ食材には実用化できていない
●水を過冷却にするには？
常温から8～9時間かけて－9℃までゆっくり冷やすと過冷却状態となる
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ワールドビジネスサテライトで紹介
●体温で固まるポリマー液
室温では液体、体温で固まる物質
開発したのは関西大学の大矢裕一教授
体内に液体として注入し、体内に個体として留まるので狙った場所に薬の成分を届けられる
約30秒で水に溶けるので薬の成分を混ぜるのも簡単
東京大学医学部：北山准教授によると「ガンに集中的に薬を投与する応用も出来る。すぐに調剤できる利点があるので実際の臨床現場で使いやすい」
これまでにも体温で固まる物質はあったが、薬の成分を混ぜるまでに数時間から数日もかかり実用的ではなかった
シェービングジェルに含まれる水によく溶ける物質を加えた事で医療現場で使えるものになった
大矢教授いわく「いろいろな細胞に変身できるiPSS細胞などを再生させたいところに送り込み、その場で増えてもらう事も出来る」
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