●日本の始まりの物語
古事記によると日本を創った神様は大国主大神(オオニクニヌシノオオカミ)
伊邪那岐命 伊邪那美命という夫婦の神様が日本の国土を創った
その子供が天照大御神、月読命、須佐之男命
太陽の神:天照大御神は後に天上界の頂点に君臨し、母性と自費で天地を統治した
須佐之男命は海の神
日本神話きっての荒ぶる神で天照大御神を何度も困らせている
須佐之男命の6代目の子孫が大国主大神
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●因幡の素兎
大国主は大勢の神様と共に因幡と云う国に向かった
因幡の国にはヤカミヒメという神がいた
たいそう美しいと評判の神様でたくさんの神様たちが結婚を申し出に来た
その道中、ワニ(出雲弁でサメのこと)に全身の皮を剥かれ苦しんでいる素兎に出会う
すると意地悪な神様たちは塩水を浴びて高い山で眠ると治ると言った
素兎は言われたとおりにし、傷はさらに悪化した
そこへ現れたのが大国主
大国主は真水で体を洗って蒲の穂に包まると良いと正しい治療を教えた
すると素兎の傷はすぐに癒え、「ヤカミヒメを娶るのはあなたでしょう」と言った
その予言は的中する
ヤカミヒメの方から大国主にプロポーズした
しかしこれに怒った神様たちは大国主を殺してしまった
悲しみに暮れる大国主の母に同情した女神たちが大国主を生き返らせる
生き返った大国主は別の女神と恋に落ちる
相手は須佐之男命の娘、須勢理毘売命(スセリビメノミコト)
待っていたのは須佐之男命からの試練
・床一面ヘビだらけの部屋に閉じ込められる
・ムカデが床を這い、ハチが飛び回る部屋に閉じ込められる
・須佐之男命が放った矢を取りに行くよう命じられ、そこに火を放たれる
大国主はピンチのたびに女神に助けられた
そして、ついに大国主は須佐之男命に認められた
須勢理毘売命との結婚を許され、地上の統治を命じられる
その土地こそ、今の出雲の辺りと言われている
その後、天照大御神の「国はわが子孫が統治すべき」の言葉に従い、大国主は国を譲る決心をする
その天照大御神の孫:邇邇芸命(ニニギノミコト)こそ神武天皇の祖先と言われている神様
大国主はある条件をつけた、それは「高くそびえる御殿を造れ」と…
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