痛快!生きざま大辞典で紹介
●金儲けの概念を根底から変えた天才:エドワード・ソープ
裕福でない家庭で育ったソープは幼い頃から数字に強く、
お金を稼ぐことに興味を持つ
・13歳の時に、念じると開閉するドアを使った
・自家製爆弾を作り歩道に穴をあけた
・火薬推進式のロケット自動車を作った
大学時代は物理学や心理学などあらゆる分野に興味を持ち、
わずか28歳にしてマサチューセッツ工科大学 数学教授に就任
彼は、あるお茶会でこんな話を耳にした
「ギャンブルで確実にかつ理論なんてないんだよ」
この瞬間、ソープの天才脳はギャンブルに向けられた
その頭脳を武器に世界最大のカジノに挑んだ
ギャンブルで確実に勝つ方法は歴史上存在しないと言われていた
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賭け金に対して戻ってくる見込みの金額を期待値という
ブラックジャックは、実はやり方によっては期待値が100%を超えるのでは?と考えた
天才ソープはあらゆるカードの組み合わせで勝率を解析
さらに誰も気付かなかったことを発見した
●ブラックジャックで確実に勝てる方法
全てのカードが見えていない訳ではない
見えているカードを数えて残りのカードを予測し、勝率を上げるカウンティング
そういうことを理論的にまとめ、ブラックジャックで確実に勝てる論文を学会で発表した
この論文によって注目を集めたソープには、世界中から資金出資者が現れた
その資金を受け入れ、ラスベガスのカジノに乗り込んだ
結果、ソープの勝利
カジノへの出入りを禁止されたソープは、ブラックジャックで確実に勝てる本を出版した
するとカジノ側はブラックジャックのルールを変更し、ソープの必勝法を禁止行為に
その後、ヒゲを生やすなどして変装してルーレットに挑戦
ルーレットを攻略するためだけに、50年前 ソープは携帯コンピューターを開発
まずはコンピューターを使い、球の速度や落下地点を全て計測
さらにルーレットの盤を8つのブロックに分類し賭ける
多少のズレが発生しても全く外れることのない必勝法となった
この確率論を武器にまたラスベガスに行った
結果、ソープが勝利した
しかしカジノで出された飲み物に薬品を入れられるなど身の危険が…
こうしてやむなくカジノからの撤退を余儀なくされた
●株の必勝法
自ら考案した確率理論で株式市場に挑戦し、28年間も利益を出し続けた
28年間で180倍
学者は理論の世界で終わる人が多い中、実践する人は珍しい
現在、ソープは低温医学に注目し、自分が死んだ後に生き返る確率を研究している
生き返る確率は2%
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