未来世紀ジパングで紹介
原発を運転すれば使用済み核燃料が出てくる
日本では1963年から原発の運転が始まった
いずれ出てくる使用済み核燃料をどう処理するか?という技術がないまま運転を始めた
“今の技術では無理だけど人類の英知に期待すれば運転して使用済み核燃料が出てくる頃には「きっと技術が見つかるに違いない」”と云う見切り発車をした
ところがその技術は未だに確立していない
●トイレなきマンションと呼ばれている
現在、使用済み核燃料は日本が1.7万t、世界で33.5万t
使用済み核燃料が人体に影響がなくなるまで10万年かかる
何処に捨てるか?これまで考えられてきた
●核のゴミを10万年埋めるオンカロ
北欧フィンランド
国土の8割が森林におおわれ湖の数は18万を数える
使用済み核燃料を最終処分する場所
オンカロ=フィンランド語で隠し場所を意味する
岩肌のトンネルを進むと緩やかに右に曲がりながら深く深く下りていく
トンネルは螺旋状に深さ400mを超える地点まで続く
オンカロでの使用済み核燃料の処分方法は“地中深くに埋める”というもの
その理由は強固な岩盤
地震が頻発する日本とは違いオンカロがあるこの周辺は19億年も前から地層が変わっていない
使用済み核燃料は長い年月高い放射線を出し続ける
これをまず分厚い鉄の容器に収容
さらにそれを腐食しにくい銅の容器で覆う
核のゴミの運搬はすべてロボットや無人の重機を使って遠隔操作で行われる
そして地下420m地点に埋められる
ここに収容できる核のゴミは2800本
2020年から処分を開始
国内の原発から出る120年分の使用済み核燃料を次々に埋めていく
そして2100年以降、再び埋戻し、オンカロは閉じられる
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