世界遺産 三代迷宮 ミステリーで紹介
元々、厳島神社に含まれていた大願寺が祀るのは弁財天
そのルーツは古代ペルシャの女神アナーヒター、ゾロアスター教の海の女神
ゾロアスター教とは紀元前1400年~1200年頃に預言者ゾロアスターによって始められ、日本では拝火教として知られる
西暦200年頃に繁栄したサーサー朝ペルシャの国教
その特徴は水、火を神聖なものとして崇める事
さらに厳島神社の高舞台で行われる舞楽「抜頭」
厳島神社の神職に伝わる一子相伝の舞
1年に1回、元日の日の出から3時間にわたり舞う
その面は鼻が高く、明らかに異国の顔
その舞のストーリーは“胡人(ペルシャ人)が猛獣に父を噛み殺されたので復讐をすると云うもの”
●平家はサーサー朝ペルシャの子孫だった!?
・奈良 興福寺の大乗院寺社雑事記に残されている1文
“外来人が営む倉が京都三条坊門にある。彼らは外国との貿易などをしているが、そのことごとくは平の姓を名乗っている”
・大阪 四天王寺は厳島神社と同じ西暦593年に建立されている
厳島神社の高舞台で行われる舞楽「抜頭」は四天王寺の聖霊会(聖徳太子の御霊をお慰めするためご命日に行う法要)から伝わった
聖霊会は秦河勝の子孫が舞楽を行っている
秦河勝とは交易で得た富で大和朝廷では重要な地位につき、聖徳太子の厚い信頼を得ていた人物
古代からの書物をまとめた「群書類従」によると秦河勝は渡来人と記されている
・秦河勝が創建した木嶋坐天照御霊神社
日本で唯一の三柱鳥居の中心には石が組まれ御幣が立っている
そこは本殿の主祭神が鎮座される場所
水が枯れる前は池の中に聳え立っていた
・秦河勝が疫病を静めるために始めたと言われる祇園祭
祇園祭の山鉾にはラクダ、モスクなどペルシャを思わせる絵柄が描かれている
●聖徳太子はペルシャ人だった!?
・「上宮聖徳法王帝説」に書かれている聖徳太子の母親の名前は穴穂部間人(あなほべのはしひと)
古代ペルシャ語の専門とする井本英一氏によると
間人(はしべ)とはペルシャ人を意味する
ちなみに祇園祭の「ぎおん」の語源はペルシャ語の魂を表す「ギヤーン」
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