夢の扉+で紹介
●未来の水中ロボット
琵琶湖で開発されているのがロボットダイバー
開発者は日本ロボット学会の会長でもある川村貞夫(立命館大学 ロボティクス学科)
人間以上の能力を持つ水中ロボット
調査・採取・回収するロボットダイバー
1996年、立命館大学は日本初のロボット専門学科「ロボティクス学科」を創設
その学科の教授:川村貞夫
30年に渡りロボット開発に携わってきた
彼が今最も情熱を注いでいるのが10年前から開発を続けている水中で自在に動くロボットダイバーCOCO
アームを自在に動かし、人間と同じようにしっかりと物を掴むことができる
動きをコントロールするのは18カ所に組み込まれたモーター
それが人間でいえば関節や筋肉の役割を果たし、物を掴み、ひねり、持ち上げる
重さは58kg
水深50mの深さまで潜ることが出来ると云う
試作機の開発に取り掛かり3年、完成したのが腕が1本のロボットダイバーだった
物を掴む以前に水中でのバランスが悪かった
そこでアームを2本に増やし、そして本体の両側に浮きを取り付けた
しかし安定せず十分な効果は得られなかった
その時、川村は閃いた「浮力体を本体から切り離せば、水中でも自分からブランスを取りに行けるのでは…」
前のめりになると浮きを前に出し、浮力を使って自律的に体勢を取り戻す
これにより目的の場所に腕を伸ばす事が可能となった
バランスを自動的に修正し、水中で安定して動く
世界にも稀にみるシステムを実現した
2009年11月琵琶湖で初めての実験が行われた
古タイヤをアームで持ち上げた
そして2011年9月、流れの強い場所での湖底の泥の採取に成功
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