夢の扉+で紹介
●頭脳を持つモーター「Cool Muscle」
ロボット開発者:玉井博文(マッスル社)
2010年5月、上海万博で披露された垂直に登る人型ロボット
そもそも人型ロボットは頭脳であるコンピューターや、
そこからの配線にモーターや制御装置が詰め込まれ、
重量は100㎏前後になるのが常識で、自立して歩くのは困難とされてきた
玉井はロボットの重さを1/3にし、世界初の垂直昇りを実現させた
それを可能にさせたのが玉井が発明した頭脳を持つ自ら考えるモーター
「Cool Muscle」
従来のロボットの頭脳と駆動装置は多くの部品を必要とした
玉井はそれを小さなモーターひとつに詰め込んだ
これまでのロボットはひとつの脳が各関節にある、
全てのモーターと信号をやり取りする仕組み
通信量が多く、司令塔となる脳の負担が大きくなるため
トラブルが多く、配線などの重量もかさんでしまう
しかしひとつひとつが頭脳を持つ玉井のモーターを使えば、
司令塔は必要なくなりモーター自身が関係する相手と
必要な時に必要な信号だけをやり取りしてくれる
モーター同士が会話して隣の動きを見ながら
自分をコントロールできるため動作のズレを修正する賢さも持ち合わせている
現在、玉井は考えるモーターの軽量化に取り組んでいる
ロボットのデザインのセンス次第で、もう少しアピール力が高まるのではないか?
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