特命調査機関ゴンゾウで紹介
●肌年齢を若返らせる方法
2012年、慶應義塾大学の水島徹の研究チームが
シミ・シワの予防に関する実験を行った
マウスを2つのグループに分け、毎日5分間お湯に浸ける
片方を湯温37℃、もう片方を湯温42℃の群に分ける
週3回、お湯に浸けた6時間後に日光の数倍の強さを持つ紫外線を当てる
これを10週間継続、その結果…
37℃の群は肌の弾力を失い深いシワが出来た
ところが42℃の群は肌の弾力を保ちシワが出来なかった
慶應義塾大学 水島徹 教授によると
「42℃のお湯に浸けたマウスは体の中でヒートショックプロテインが大量に作られていたから」
ヒートショックプロテインとは細胞の中で常時備蓄されているタンパク質
細胞などが強いストレスを受けると増産される
細胞の中や外にあるタンパク質はアルコールに触れたり熱いお湯にかかったり、わずかなストレスで変形してしまう
ヒートショックプロテインはこれらの変形したタンパク質を修復し元の働きを取り戻させる働きを果たしている
スポンサーリンク
●ヒートショックプロテイン
細胞や細胞の間を埋め尽くしているコラーゲンなどが紫外線などで強いダメージを受ける
すると細胞内にあるヒートショックプロテインが増殖し、ダメージを受けた部分の修復を始める
そこに42℃のお湯で熱ストレスを与えると、ヒートショックプロテインがさらに細胞内で増産される
通常ならコラーゲンやエラスチンが破壊され、深いシワができるほどの強い紫外線を浴びたが、大量のヒートショックプロテインの働きによってシワを防いだ
ヒートショックプロテインは熱ストレスで一番増産する
体に大きなダメージを与えず効果的にヒートショックプロテインが増加する条件が42℃のお湯
さらにヒートショックプロテインは温度差によって増産する
例えば氷水で冷やしてから42℃のホットタオルで顔を覆うと、大きな温度差が生まれる
●ヒートショックプロテインを増加させる入浴方法
1、湯船の温度は43℃に設定
入浴時、体温でお湯の温度が下がり、ちょうど42℃になる
2、入浴時間は42℃のお湯で5分が目安
同時に温めたタオルを顔に合計5分あてるようにする
入浴中はこまめな水分補給を行う
入浴後、全身を十分に保湿
10分から20分、バスローブなどで体を保湿することでヒートショックプロテインの増加が期待できる
入浴する時間のない時は42℃に温めたタオルを合計5分顔にあてる
スポンサーリンク
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。