池上彰が日本の選挙について解説した
●総選挙を12月に行いたい理由
過去50年間に衆議院総選挙が行われたのが17回
そのうち6回が年末
年明けから春は予算案の審議で政界は大忙し
夏場は夏休みなどがあり選挙区の人が帰省しているので
政界のカレンダーでいえば冬が総選挙に都合が良い
●4年の任期満了での選挙は戦後1回だけ
戦後、4年の任期満了に伴う総選挙は、三木内閣の時の1回のみ
あとは全て途中で解散、平均すると2.9年に1回 解散している
解散に至るのは2つ、総理大臣の権限、内閣不信任決議案が可決された場合
総理大臣は一度は解散してみたい、という思いがある
任期満了まで解散がなかったのは総理大臣が力を持っていなかったとまで言われている
●国会議員に立候補するには
立候補できる資格:日本国籍、衆議院は25歳以上、参議院は30歳以上
公民権停止中を除く
地元の選挙管理委員会に公示の日、決められた用紙に記入した届を出しに行く
誰でも気軽に立候補できるとなると売名行為に及ぶ人が現れるので、
衆議院の小選挙区の場合、供託金として300万円を預ける
衆議院選挙区の場合、有効投票数の10%以上の得票がないと没収される
没収されたお金は国庫に入り、国が使えるようになる
・主な国の供託金
カナダ:約8万円、イギリス:約7万円、ドイツ イタリア フランス アメリカ:なし
供託金が日本に導入されたのは1925年、
時の政府が反政府的な人が立候補できないように多額の供託金制度を導入した
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