池上彰解説塾で紹介
過去には、その思惑が外れ、ノーベル平和賞を与えなければよかったケースがある
●1973年 平和賞 最大の事件
ノーベル平和賞なんていらない、平和賞 初の受賞辞退
1973年に選ばれたのは、
ベトナム戦争を終結に導いたアメリカ キッシンジャー大統領補佐官と
北ベトナム レ・ドゥク・ト政治局員の2人
冷戦時、南北で別れていたベトナム
社会主義だった北ベトナムの勢力拡大を恐れたアメリカが北を攻撃
激しい空爆、現在では使用が禁止されている枯葉剤を使い、
罪のない一般市民を多数巻き込んだ
そんな悲惨な戦争を終わらせたとして和平交渉を担当した2人が選ばれた
しかし レ・ドゥク・トさんは平和賞を受け取る事は出来ないと授与を拒否
平和賞 創設から114年、辞退したのはこの1回だけ
その辞退の理由は、
北ベトナムに言わせれば、そもそも戦争を仕掛けてきたのはアメリカだろう
アメリカが戦争を仕掛けてきて戦争を止めたら平和賞受賞?
では戦争を始めて戦争を止めればノーベル平和賞がとれるんじゃないか?
それは決しておかしい、そしてベトナムは平和になったのではない
と言い、ノーベル平和賞を辞退した
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