池上彰解説塾で紹介
ノーベル平和賞の光と影のみると賞を与える側の思惑が見えてくる
●ノーベル平和賞の光と影
9.11をキッカケにパキスタン北部に潜むイスラム過激派を撲滅するために
2004年からアメリカ軍の無人機が空爆を繰り返している
これにより全く関係のない付近の住民が巻き添えになって死んでいる
これにより欧米に対する不満が増幅
空爆を正当化するために
過激派を批判するマララさんが受賞したのではないか?と考えて人がいた
●ノーベル委員会がマララさんを選んだ思惑
マララさんと共に受賞したのが、インドのカイラシュ・サテクヤルティさん
インドには学校に通わせてもらえず、
違法に働かされている子供たちが現在も4000万人以上いるとも言われている
1989年、サテクヤルティさんは南アジア子供奴隷解放連合を設立し、
学校にも行けず働かされる子供を救ってきた
この活動を30年以上続け、時には暴力による脅迫を受ける事もあったが決敷いて諦めなかった
パキスタンのマララさんが受賞したおかげで、サテクヤルティさんも受賞したと囁かれている
隣り合うインドとパキスタンは国境沿いの領土をめぐって60年に渡り争いを続けている
それが北部のカシミール地方
ここはイスラム教徒とヒンデゥー教徒が混在する地
今も銃撃戦が度々発生、終わりの見えない争いを続ける両国から選ばれた平和賞
マララさんとサテクヤルティさんは、授賞式にお互いの首相を呼びましょうと連絡を取り合った
授賞式にインドのとパキスタンの首相が出席したらカシミール紛争を止めようと話になるかもしれない
その平和活動に対してノーベル賞を与える場合もあれば、
ノーベル平和賞を与える事によって平和をもたらそう、という思惑もある
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