ジョブチューンで紹介
花火師:小泉欽一のぶっちゃけ
専務を務めている新潟煙火工業で花火の製造から打ち上げまでを取り仕切る
●四尺玉の花火が上空で開いた時の面積は東京ドーム10個分
玉そのもの自体は直径で1m20㎝くらいだが、上空で開くと直径800m
重さ400キロの四尺玉を打ち上げる高さは800mくらい
東京の江戸川花火大会で打ち上げられる一番大きい花火は5号玉
メロンほどの大きさしかない
●花火作り
・星作り
粉末状の火薬から星と呼ばれる丸い火薬の玉を作る
小さな粘度の玉に水で溶かした火薬をノリ代わりにして少しずつ火薬をまぶしつける
火薬をまぶしては乾燥させる作業を繰り返し、星を大きくしていく
1つの星ができるのに1週間かかる
星の一つ一つが打ちあがった花火の光の一筋となる
星に混ぜる火薬に様々な化学薬品を混ぜる事で花火に色を付けている
・花火玉に詰める
ボール紙で出来た花火玉に出来上がった星と
花火玉自体を開かせるための割り薬と呼ばれる火薬を敷き詰めていく
この時、どのように星を詰めるかによって様々な花火を作ることが出来る
・玉貼り
同じ様に詰め合わった半球同士を合わせ、球体にした花火玉にクラフト紙を貼っていく
この時、貼る神の枚数が多いほど花火が大きく開く
貼っては乾かすという工程を2週間ほど繰り返す
・笛の取り付け
打ちあがった時に鳴るピューという音を出す笛
花火が上がる時に見える光用の火薬も取り付ける
・打ち上げ準備
100発の花火を打ち上げる時には、100本の打ち上げ筒が必要
打ち上げる花火玉には上げ薬と呼ばれる花火を打ち上げるための火薬を取り付ける
上げ薬に導火線で火をつけ、筒の底で爆発させると、
花火玉の導火線に燃え移った上で花火玉が勢いよく打ち上がる
遠隔操作で点火する配線を施す
点火用の機械で花火を一発ずつ上げる事もあるが、
最近はパソコンを使って事前に全ての花火が打ち上がるタイミングをプログラミングしておく
スポンサーリンク
コメント