私の何がイケないの?で紹介
2013年3月1日、元タカラジェンヌ:東小雪と増原裕子さんは、
東京ディズニーリゾートで結婚式を行った
●東京ディズニーリゾートで同性結婚式を挙げた元タカラジェンヌ:東小雪
2005年に第91期生として宝塚歌劇団に入団した東小雪は、
宝塚歌劇団花組の男役:あうら真輝として花組に所属
しかし1年後、東は突然、宝塚歌劇団を退団し芸能活動を休止した
10代、20代前半と本当の自分を押し殺してながら生き、
摂食障害やリストカットなどを繰り返してきた
悩みに悩んだ結果…4年後の2010年、本名の東小雪で同性愛支援活動を開始し、
レズビアンであることをカミングアウトした
2013年3月1日、東と増原裕子さんは東京ディズニーシーで式を挙げ、
東京ディズニーリゾートで同性挙式をした最初のカップルとなった
このニュースはニューヨークタイムズにも掲載され世界中から注目された
増原裕子さんはIT関連企業の会社員としてフルタイムで勤務
家事は基本的に2人で分担しているという
これを機に様々な議論がなされる事だろう
スポンサーリンク
1985年、石川県に生まれた東小雪
幼い頃は絵本が大好きな普通の少女
高校2年生の頃、評判の美少女に育った東
当然 告白してくる男の子もいたが、中々付き合う気にはなれなかった
そんな自分を単に恋に未熟な少女なのだと思っていたという
ある日、クラスメイトのA子といつものようにお茶をしていた
A子は放課後に遊ぶ仲の良い女友達…ずっとそう思っていた
しかしその帰り際、寒気を感じた東にA子がコートをかけてくれた
今までに感じた事のない不思議な感情…それが恋だとは気付かなかった
ある日の放課後、以前と変わらぬ関係のままA子といつものカフェへ
突然泣き出したA子「小雪にはずっと黙ってたんだけど…私…女の子と付き合ってるの」
それまで人は異性を好きになるのが当然だと思っていた
これが女の子が好きだと気付いた瞬間だった
彼女が唯一夢中になれたのは演劇
地元で舞台関係の仕事に携わる両親の影響で小さい頃からバレエや芝居を習っていた
普通の恋愛が出来なかった彼女はその情熱をダンスと歌に注いだ
高校卒業後、彼女が進んだのが宝塚音楽学校
花組 男役:あうら真輝として舞台に立った
複雑な思いを抱えたまま華やかなタカラジェンヌとして舞台に立ち続けた
慣れない中、公演に次ぐ公演、更に厳しい上下関係の中での雑務など
宝塚での日々は想像以上に東の精神を追い込んでいった
2006年5月、宝塚をひっそりと退団
失意の中、父親に悪性リンパ腫が発覚
家族が結束して頑張らなければいけない時に自分のセクシャリティを隠していてはいけない
意を決して「実は私ね。女の人が好きなの」とカミングアウト
しかし母の反応は「やっぱりね」
父親のガンという一大事に両親の反応はあっけないものだった
心身ともに疲れた東は精神科に通うように
さらに追い詰められた東は薬の大量摂取で意識を失うオーバードーズに
リストカットなど自傷行為を繰り返し、幾度となく病院へ搬送された
2011年、25歳になった小雪は性的少数者のシンポジウムに参加
同じ悩みを持つ人たちと積極的に交流を図るようになっていた
このシンポジウムの運営スタッフ:増原裕子さんと知り合った
完全な一目惚れだった
東の猛烈なアタックの末、2人は交際をスタート、一緒に暮らし始めた
スポンサーリンク
コメント