無農薬で2週間も鮮度を保つ奇跡の低カリウムレタス

夢の扉＋で紹介

●無農薬で2週間も鮮度を保つ奇跡の低カリウムレタス

40年、半導体を製造してきた会津富士加工は倒産危機を迎え、

再起をかけて農業に事業転換を試みた

彼らが作るレタスの鮮度を保つ期間は2週間

奇跡のレタスは、今 驚異的に売れている

半導体の製造のノウハウが、奇跡を生んだ

・無菌の植物工場

精密な半導体を作るには塵一つ許されない

工場内はほぼ無菌状態に保たれている

そうした環境で野菜を育てれば完全無農薬でもほぼ無菌の野菜となり鮮度が4倍以上保てる

・低カリウム

野菜を育てるのに必要不可欠なカリウムをほぼ与えずに育てている

カリウムは植物が生きていく上で決定的な働きをする栄養素

植物が成長する際、細胞が大きくなるのを手助けし光合成を助ける役目を果たしている

カリウムが足りなくなると葉は白くなり実りも悪くなり、枯れてしまう

会津富士加工は世界で初めて低カリウムレタスの量産化に成功した

東日本大震災、重い腎臓病患者が避難所で支援物資の生野菜を食べらないことを知った

腎臓病の患者はカリウムの摂取量を制限されている

1日に許されているのは1500～2000㎎以下

ところがカリウムはほとんどの食材に含まれており、特に生野菜や果物に多い

リーフレタスのカリウムは100gあたり490㎎、バナナは1本で400㎎もある

会津富士加工の社長：松永は低カリウム野菜を作ることを決意した

・低カリウムレタスの製造方法

栽培の途中で与える栄養分をカリウムから性質の近いナトリウムにすり替える

すると野菜はカリウムを吸っていると錯覚し成長を続ける

野菜がすり替えに気付くギリギリのタイミングで収穫する

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