たけしのニッポンのミカタで紹介
●日本で流通しているシシャモの9割は本当のシシャモではない
カペリン(別名:カラフトシシャモ)
ノルウェーやカナダから輸入され、安価で手に入るため日本中に流通している
最近見かける銀ダラやメロなどと同じ、
古くから食用とされてきた魚介類の代用として使われている魚
シシャモとカペリン、鱗の大きさや体の色に違いがある
シャケのように海と川を行き来するシシャモは、
世界中で北海道の太平洋沿岸にしか生息していない貴重な魚
シシャモの漁期は10月~11月中旬のみ
川を遡上するシシャモが柳の葉のように見える事から、
アイヌ語で「柳」→「スス」、「葉」→「ハム」で柳葉魚(シシャモ)と名付けられた
●代用シシャモのカペリンが広まったワケ
1970年代以前は年間100t以上の水揚げが当たり前だったが、
1970年代に入り数は減り始めた
ほぼ同時期、北海道の水産加工会社や大手商社が、シシャモの代用となるカペリンの輸入を開始
安くて大量に輸入されたカペリンはシシャモとして全国に広まった
カペリンが輸入されなかったらシシャモという名前が全国に広がる事はなかったかもしれない
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