笑ってコラえて!で紹介された
●東京大学大学院 数理科学研究所 教授:河東泰之の半生
毎年春、日本数学会がその年の最も優れた研究者に送る春季賞を受賞
作用素環論の中の部分因子間理論、無限次元空間を研究している
0次元は一切大きさや広がりがない点 1次元は直線のように一方向に伸びている線
2次元は縦と横の二方向ある面 3次元は面に奥行きがある我々が住む空間
次元とは方向の数の事
4次元空間は我々が生きてる3次元空間よりも大きな広がりを持っている
そのため、ドラえもんの4次元ポケットには、たくさんの道具を収納できるワケ
さらに4次元から進んで無限次元まで考えるのが河東氏が研究する作用素環論
作用素環論は量子コンピューターに役立つと期待されている
量子コンピューターとは量子力学の原理を使う事で従来のコンピューターが、
100年かかる計算をわずか1秒で出来ると言われている未来のコンピューター
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●規格外すぎる半生
1962年、東京都大田区生まれ
公文式の先生だった母親の影響を受け幼稚園で掛け算・割り算をマスター
小学生の頃の必需品は高校3年生が使う微分積分の教科書
学校の授業は一切聞かず、本を読んでいた
時々先生の間違いを指摘するような子だった
中高一貫の名門私立:麻布学園に入学
来る日も来る日も数学に明け暮れた河東少年は中学1年で東大入試問題をたやすく解いていた
ある日、麻布高校で事件が起きた
高校3年生が受けた全国模試で麻布生の成績1位をとったのが中学生の河東少年だった
高校教師の新垣氏は、まだ中学生だった河東少年を呼び出し、
いったいどんな勉強をしているのか聞いてみた
すると彼が取り出したのは難解な数学の専門書
ただならぬ才能に気付いた新垣氏は知人の東大生に連絡
数学好きの東大生が集まる勉強会に河東少年を参加させた
高校生になると河東氏の才能は数学とは別のパーソナルコンピューターでも開花した
河東氏はゲームのプログラムを作成してはパソコン雑誌「ASCⅡ」に投稿
そのレベルは素人レベルをはるかに超えており瞬く間にASCⅡのハガキ職人となる
その後、当たり前のように東京大学理科I類に入学
プログラミングの解説書を執筆
するとその解説書「PC-9801システム解析」は5万部のベストセラーになった
大学生の頃はその印税で暮らしていたという
そして数学化で作用素環論を専攻した河東氏は卒業するにあたり、
より高い研究の場を求め、アメリカのUCLAに留学する事に
しかしその時、河東氏には3年間交際していた東大工学部の女性がいた
彼女は日本での就職が決まっており、
アメリカに行けば4年間も会えなくなる
そこで河東氏はプロポーズし、22歳(大学4年)で結婚
そしてこの時に旧姓:浅野から妻方の河東に改姓した
勢いの乗った河東氏は37歳で東大教授に就任
2002年、作用素環論の功績が認められ、日本数学会賞 春季賞を受賞
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