夢の扉+で紹介された
●騒音を減らす画期的な技術
関西大学 教授:河井康人
30年前、コンサートホールをはじめ、建築に関わる音のあらゆる建築音響工学研究をしていた
その研究中に壁のヘリで起こる音の不思議な現象を偶然発見した
音を伝える空気の粒子が壁のヘリで激しく振動すること
それによって音はより大きく伝わる
河井はこれをエッジ効果と名付けた
河井はすぐに論文にまとめて世界に発表した
しかし世界は彼の論文を認めなかった
理由はデータ不足
当時のコンピューターでは粒子の振動の棒だなデータを計算できなかった
コンピューターに計算できないなら自分で計算するしかない、
と理論を証明するための難解な計算を続けた
この理論はいつか世界の役に立つ、そう信じて計算を続けた
そして30年、進化したコンピューターに助けられ、音の現象を証明した
ヘリで大きくなる空気の振動を抑えれば騒音も抑えられるはず
●工事現場の騒音対策
この理論は工事現場の騒音を減らすために利用される
空気の粒子が激しく振動する壁のヘリ
そこに細かく穴の開いた素材をヘリの上にのせる
すると空気の粒子は細かい穴の中へ入り込み、吸収されていく
そうすることで外に伝わる騒音を小さくするのが狙い
そして河井の遮音パネルが高速道路に取り付けられた
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