理化学研究所などのグループは様々な組織や細胞になる万能細胞を、
従来より簡単な方法で作る事に成功、STAP細胞と名付けて発表した
培養にかかる時間はiPS細胞より短く、さらにガン化の可能性が低い
生物学の常識を覆す発見だった
●作製過程
生後1週間のマウスのリンパ球を弱酸性溶液に約30分入れた後、
それを培養、生存細胞の3割~6割程度がSTAP細胞に変化した事が確認された
リンパ球と他、脳、骨格筋、脂肪組織、心筋などの組織の細胞もSTAP細胞への変化が認められている
SATP細胞の名の由来は
Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency(刺激惹起性多能性獲得)
●作製期間とリスク
作製過程で遺伝子操作を伴わないためより短期間で効率的に作製できる
iPS細胞の作製期間が2、3週間に対し、STAP細胞は最短で2日程度
体内に投与した場合のガン化のリスクも低い
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●ユニットリーダー:小保方 晴子とは?
研究グループのユニットリーダー:小保方 晴子
(30・理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター)
普段は祖母から貰ったというかっぽう着姿で研究している
「研究をしていない時はペットのカメの世話をしたり、買い物に行ったり、温泉に入ったり、本を読んだ入りしています。普通です」
早稲田大学 常田聡教授によると
「研究ばかりではなくプライベートも非常に謳歌している学生だった」
早稲田大学ではラクロス部でレギュラーとして活躍
デートの時も四六時中 研究の事を考えていたという
世界的な科学雑誌「ネイチャー」に論文を投稿するも、
「あなたは過去何百年にわたる細胞生物学の歴史を愚弄している」と、
厳しい批判を受けたが、卒業して理化学研究所に移り、わずか3年で理論を立証に至った
今後は人間の細胞で作製できるよう研究を進めていくという
こんな単純な方法で健康な細胞が、万能細胞化(初期化)してしまうのは逆に恐ろしく思える
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