●100億円をカジノでスッた大王製紙巨額横領事件の真相
2010年から11年にかけて大王製紙 井川意高 前会長が
カジノでの使用目的で関連会社から資金を借り入れていた事実が発覚
カジノに使い込んだ総額は106億8000万円
創業家の長男として生まれ、莫大な資産もあり東大卒のエリート、3代目会長という立場にいた
2013年6月、会社法違反(特別背任)の罪で4年の実刑判決が確定、現在も服役中
●カジノにハマったきっかけ
オーストラリアゴールドコーストでカジノデビュー
100万円の軍資金が2000万円に膨らんだ
ビギナーズ・ラックがギャンブルの沼へ引きずり込む引き金となった
中でも井川前会長を夢中にさせたのがバカラだった
「勝つか負けるかは運次第 運に賭けるしかないからこそ、頭脳プレイのゲームとは違った醍醐味がある」
以降、年に1、2度、カジノに通うように
●仲介業者:ジャンケットとの出会い
ある日、ジャンケットと出会い、どっぷりとカジノにハマっていく
ジャンケットとは往復の飛行機のチケットの手配、滞在中のホテルの手配、カジノのVIPの案内など、
マカオのカジノにいる間中、付きっきりで世話をしてくれる
またこのジャンケットは金貸しの役割もになっており、井川前会長は軍資金が無くなると
ジャンケットに借金を手配させカジノに金をつぎ込んでいった
ついにジャンケットの手配する借金が限度額に達すると、クレジットカードで高級時計を大量に購入
質屋に入れて現金化、それをカジノの軍資金にしていた
数百万円の軍資金が5億円や12億円と勝ち逃げした過去の成功体験が井川前会長を狂わせていった
しかし負けが重なり借金は天文学的な数字になった時、会社の資金に手をつける暴挙に出てしまう
カジノで作った借金はカジノで取り戻せる
懸けられる金額の上限が高いシンガポールへ舞台を移し、さらにカジノに入れ込むようになった
借金を一括で返済しようと20億円を元手に大勝負に出たが失敗した
今、総額106億8000万円の借入金は株式売買などで子会社に完済している
スポンサーリンク
コメント