解禁!暴露ナイトで紹介
●大阪地検特捜部 証拠でっち上げ事件の全貌
事件ジャーナリスト:今西憲之が語る
2009年、厚生労働省の課長を務めていた村木厚子さんが、
偽の証明書を発行した容疑で大阪地検特捜部に逮捕
しかしそんな事実は全く無く村木さんは2010年の裁判で無罪が確定
逆に証拠を改ざんし事件をでっち上げていたとして担当検事が逮捕される事に
当時、東京では陸山会事件に東京地検の特捜部が着手していた
そこで大阪も政治家をターゲットにしたような事件をやりたい、
しかしそこには届かない…そこで出てきたのが郵政法違反事件
障碍者団体に適用される「郵便割引制度」を巡って発覚した
実体のない障碍者団体が承認を得るために、ある大物政治家に口利きを依頼
出世のために大物政治家からの依頼を受け、
村木さんは部下と共謀し偽の証明書の発行を実行した、と疑われた
郵便割引制度を不正利用されたのは2004年の事
捜査が始まったのは2009年、5年前の記憶が曖昧なのを利用し証言を得ていった
その上、担当検事を交代し、恫喝するように調書にサインを求めた
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●容疑を固めるための手口
逮捕したいターゲットに対し、逮捕できるように事実関係を合わせていく
それが真実なのか真実でないか関係なく、特捜部が作り上げたストーリーにはめていく
それが検察ストーリーと呼ばれるモノ、全く無い会話まで作り上げる
調書は基本的に検察の都合の良いことしか書かない
●エリート特捜部の出世欲と虚栄心
大きな事件を立件して出世したい
地方検察庁のトップは退職金が7000万円
冤罪をでっち上げられ逮捕された村木さんは一貫して関与を否定、
無罪を主張して裁判で争ったところ、特捜部側の矛盾が次々と明るみになっていった
●郵便割引制度を不正利用の真相
実は村木さんの関与も大物政治家の口利きの事実もなく、
部下の係長が独断で偽の証明書を発行し、手渡していたという
特捜部側の虚構のストーリーによって大きく膨れ上がった事件だった
「さすがにこれ村木さん捕まえるを無理やろ」と現場の声もあったが、
大阪地検の上の高等検察庁のトップが、
「村木さんの部下の単独犯なんかありえない、こんなんアカン」
村木さんの逮捕に何とかこぎつけろ、というプレッシャーから
ストーリーや調書をでっち上げた大阪地検特捜部
裁判で証拠となるはずのフロッピーディスクのデータを
改ざんしていた事実が判明し担当検事が逮捕される事件に発展
この事件をきっかけに逆に検察側の不正が暴かれるという前代未聞の結末を迎えた
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