元阪神のドラフト1位のエース：猪俣隆は今…アメリカの日本料理店に雇われた寿司職人になっていた

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●元阪神のドラフト1位のエース：猪俣隆は今…

1986年、ドラフト1位指名で阪神タイガースに入団

端正なルックスから近鉄の阿波野の日ハムの西崎と並ぶトレンディエースと呼ばれていた

1990年代、阪神暗黒時代の貴重なサウスポーピッチャーとして孤軍奮闘

1993年には11勝をあげる活躍をみせた

後年、相次ぐ故障で成績は低迷

1997年、戦力外通告を受け、翌年、中日ドラゴンズに移籍、そして1998年に引退した

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●猪俣隆は今…アメリカの日本料理店に雇われた寿司職人になっていた

アメリカ ヴァージニア州、ジョージ・ワシントンの故郷とも呼ばれるアレキサンドリア

車で40分、アメリカでも様々な人種が集まる町：フェアファックス

とあるショッピングモールにある日本料理店：BLUE OCEAN IZAKAYAで猪股は働いている

ワシントンD.C.の地元紙でベストレストラン100に選出された名店

猪俣はこの店に雇われ、寿司を握っている

常連客の中には猪股が元プロ野球選手だと知っている

猪俣は店に雇われの身なので雑用もこなし、閉店後はひとり後片付けも行う

引退後、普通なら知名度を活かし、自分の店を出そうと思うもの

猪俣は人に見られる生活が耐え難かく、新天地アメリカを目指す

生きるために選んだ職業が寿司職人だった

猪俣は引退したその翌年、三重県の寿司屋：東京大寿司に弟子入り志願

中学卒業したばかりの同僚たち、月給が9万円

野球の世界では強みだった左ききを、和食の為に右利きに矯正

若者に混ざっての修業は丸2年、2001年、念願の渡米を果たす

そしてこのエピソードが地元の有力誌：ワシントンポストに取り上げられ、

“猪俣は左ききでありながら右手で寿司を握る事を覚えた 彼は寿司界のジミ・ヘンドリックスだ”と称賛された

現在、店で努力が認められ猪俣考案の新メニューが加わる事に

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