ありえへん∞世界で紹介
●こってりスープで200億円稼ぐ天下一品の秘密
全国に231店舗を展開、その年商は200億円
天下一品の特徴と云えば、こってりラーメン
まるでポタージュのように濃厚だが、ついつい飲み干してしまう
スープの秘密は徹底管理され、作り方をするのは社長と数人だけ
全国の店舗には工場で作ったスープを配送し、レシピの流出を防いでいる
社長は木村勉
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●天下一品社長:木村勉の波乱万丈人生
昭和10年、京都で八百屋さんを営む家庭に生まれた
しかし商売が上手くいかず貧乏暮らし
学費を払うお金さえままならず自ら高校を中退
18歳の頃から飲食店で働き始めた
それから17年、店を転々としながらバーテンダーとして働き、家族を養う
しかし、その年勤めていた飲食店が倒産
職を失い、途方に暮れていた木村に突然、人生の転機が訪れる
ある日、京都の屋台ラーメンに立ち寄った時のこと…
その屋台は美味しそうにラーメンを食べる客で満席だった
“ラーメン屋なら金が無くても儲けられる”
そこに将来的な成功を直感し、屋台のラーメン屋を始める事を決意
36歳の時に37000円で天下一品という屋台ラーメン屋を始めた
最初はずぶの素人、まずは近くで屋台を営む中国人にラーメンの作り方を教わる
しかし、教えてもらったのは現在の天下一品のこってりスープのラーメンとは全く違うあっさり醤油味
そのラーメンはあまり売れず、店には閑古鳥が鳴く始末
相変わらず客足が伸びない中、さらなるトラブルが襲い掛かる
それはこの辺りを仕切る暴力団員からの嫌がらせ
「商売したいなら場所代を払え!」と暴力団員から袋叩きに
木村には妻と一人の娘がいた
大切な家族を養うためにもラーメン屋を成功させたいと必死だった
暴力団員から逃れつつ、屋台の場所を転々とし営業を続ける中…
客のありがたい好意により屋台を営業できる場所を提供してもらった
屋台が固定できるようになりようやく店は軌道に乗り始めた
日々スープの研究を重ね、常連客の声を聞いた
天下に一つしかないラーメンを作るため、木村はスープにこってりを追い求めた
妻と娘がいる家に帰っても毎日、スープの研究に没頭した
この味ではイケない!もっとコクのあるもの!もっとコクのあるものに!と改良を重ねていく…それがエスカレートしていった
ラーメン作りに没頭するあまり、次第に家族との関係が希薄になってしまった
連日屋台を朝まで営業、家に帰ればまたラーメンの研究、そんな日々が2年も続いた
ついに妻と子供は家を出てしまった…37歳、最愛の妻と離婚
大切な家族を失い、人生の全てをスープの研究に注いだ
「野菜を100時間ぐらいかけて煮込んだらどう?」
常連客の声を参考に研究を重ね、天下一品のこってりスープは少しずつ完成に近づいていく
目を付けたのは臭いが無くヘルシーな鶏ガラ
そこに極秘の野菜を入れ100時間以上煮込むこともあった
「もっとだよ。もっとこってり」
常連客の言葉を参考に、さらにこってりを追い求め、
スープの研究を重ねこと3年9か月、天下一品のこってりスープは完成した
そして天下一品1号店ををオープン
初日は400人、2日目は500人の客が訪れた
その後、右肩上がりで事業を拡大
●社長の豪邸
京都にある自宅は4億円
屋久杉の置物:200万円、屋久杉のテーブル:300万円、
象牙の置物:50万円、有名な作品を模写した天井画:300万円、
マイセンのコーヒーカップなど、本社にも含めると1200点の美術品を所有している
●天下一品の祇園店にしかない限定メニュー
「こってり鍋」2100円
豚肉、つくねなどに加え、野菜をふんだんに使用
鍋のスープはこってりスープを和風ダシで割ったもの
鍋のシメはこってりラーメン
●武家屋敷のような天下一品
・天下一品 上朝宮店:滋賀県甲賀市信楽町上朝宮1141
武家屋敷のような重厚感ある古民家
オーナー兼店長の阿部さんがこだわりの店を出したいと
本部に提案し3年間探し続け、結果、4年前に店をオープンさせた
この店のオリジナルメニューが「スタミナ中華そば」
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