嵐を呼ぶ!あぶない熟女で紹介
ピンクのスーツにオールバックの変わり者
日本の教育改革を目指す井脇は教育者として青少年の育成に力を注ぎ、
これまで3つの学校を設立
さらに航海を通して体験学習する「少年の船」で約5万人の子供を指導
人生の全てを教育に捧げてきた井脇
●政治家:井脇ノブ子の壮絶な半生
昭和21年、大分県南海部郡鶴見町(現佐伯市)
漁師でとても厳格な父親と農業をやりながら家を守っていた母の下に生まれた
ノブ子が生まれた井脇家は9人兄妹の大家族
決して裕福ではないが笑顔が絶えない幸せな日々だった
しかし、ある事件が井脇家を破滅の道へと導いてしまう
事件が起きたのはノブ子が小学校4年生の時…
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●次男の殺人事件
それは一通の電報から始まった
“イワキケ ジナン ヒトゴロシ ス”
井脇家の次男が殺人犯として逮捕されたという報せだった
次男は静岡県清水市の港を造りに出稼ぎに行っていた
見知らぬ人が喧嘩をしていたので次男は止めに入った
すると急所を蹴られて気絶した
殺した犯人が次男に血まみれの服を着させ、なすりつけて逃げた
気が付いたら次男は静岡県警に連れて行かれていた
一時はショックで倒れ込んだ両親だったが、
息子の無実を信じ、選んだ道は全財産をかけた裁判
しかし冤罪を証明するための裁判は決して甘くなかった
家や山、畑、船を全部売り、何もなくなり、竹の葉っぱで造った家に住んだ
息子の冤罪を晴らす為、両親は奔走
仕事もほとんどできず借金だらけの生活…
そんな苦しい家計を支えたのはまだ小学校4年生のノブ子だった
朝5時に潜り、アワビ、サザエ、天草を獲って毎日市場でお金に換え、母に渡した
●村人からの差別
友人からは石を投げられ、いじめられた
ここで自分がくじけては、誰が両親を支えるのか…
その一心で差別に耐え続けたノブ子
そんな彼女の心を打ち砕く衝撃の出来事が起きた
それは小学校6年生の時の修学旅行の前…
「次男の裁判でお金が必要なので修学旅行のお金を貸して頂く事は出来ませんでしょうか?」
担任の教師に必死に懇願する母親とノブ子
母親を蹴り倒した教師は「殺人犯の妹にお金なんて貸せるわけねえだろ!」
泣きながら修学旅行に行く同級生を見送った
その夜、ノブ子は人生で初めて泣いた
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●自殺未遂
そんな娘の姿を見た両親はある事を決意
「ノブや明日首吊りするから、お前が真ん中で脇に父さん母さんで…。もう耐えた、もう嫌、もう生きる力もない」
小学校6年生の12月31日だった
しかし、村人に発見され一命を取り留めた
この苦しさを忘れてはいけない、その為に母がノブ子にある想いを託す
「ノブや大きくなったら人を差別しない教育者になってな」と抱きしめてくれた
助かった命を差別のない教育のために使う、これが井脇家の執念となった
自殺未遂から2年後…
真犯人の自主により次男の無実が確定
家族はノブ子を立派な教育者にする事を決意
しかしこの家族の強すぎる想いはノブ子に重くのしかかる
●オールバックとピンクのスーツスタイルとなったきっかけ
それはノブ子が28歳の時…彼氏ができた
相手はノブ子と同じ教育者を目指す男性
同じ夢を持つ者同士、2人は急速に魅かれ合い、ついには結婚を決意した
女性としての幸せを掴もうとしていたノブ子
だが、ここでも母親の一言がノブ子の人生を大きく左右する
それは母に婚約の報告をした時の事
「もしもし母ちゃん、私結婚しようと思うの」
すると「6年生の時に母さん何て言った?立派な差別しない教育者になれ、結婚はしなくていい止めなさい」
昼夜を問わず一週間泣き通し、家族の夢をとったノブ子は別れを切り出した
そしてノブ子は断髪し、ズボンを履いた
こうして井脇ノブ子が誕生した
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