夢の扉+で紹介
●15分でいじめ・学級崩壊を見抜く心理アンケート「Q-U」
学級崩壊、いじめ、不登校、学校では今様々な問題が起きている
クラスに潜むそんな問題の芽をたった数十個の質問で浮き彫りにする心理アンケート
開発者は学校問題のスペシャリスト:早稲田大学教授 河村茂雄
河村の心理アンケート「hyper Q-U」は現在年間340万部が発行され、全国の小中学校や高校で学級づくりに活用されている
夢は一つ、子供たちが笑顔になれる学校づくり
スポンサーリンク
所要時間は15分ほど
1、学校内には、いろいろな活動やおしゃべりにさそってくれる友人がいる
2、学校内には気軽に話せる友人がいる
3、人と仲良くしたり、友人関係をよくしたりする方法を知っている
4、友人との付き合いは、自分の成長にとって大切だと思う
毎日の学校生活に関する数十問の質問に答えていくだけ
一人一人の結果がグラフ(学級満足度)に点として描かれる
右上が満足群、左下が不満足群、要支援群はいじめられている可能性が高い
「Q-U」はクラス全体の表情を見せてくれる
・満足型は笑顔、仲が良く活発で学力も伸びていくクラス
・崩壊型は不満と不安がいっぱい、学級崩壊につながるクラス
・管理型(隠れ崩壊型①)シーンと静まり返った教室、子供たちは先生の顔色をうかがう。優秀な子供が目立つ。規則、規律を重視しがちな先生、シラッとして活気がないクラス
出来る子に注目が集まり、出来ない子に不満が溜まっていく
・馴れ合い型(隠れ崩壊型②)一見活気があるようだが、おしゃべりをしたり、歩き回ったり、先生は手のかかる子供ほど親身になり、先生と子供が友達感覚なのも特徴。
物腰が柔らかく優しい印象の先生、クラス内のルールが定着していない
先生は他の子ばかりひいきしていると感じる子が増え、ついに不満が爆発する
河村「子供がツライと言ってこなかったから問題がないで終わってしまっている。問題がないのではなく問題が見えていないだけ」
見えない心を見るために河村は心理アンケートづくりを始めた
300項目ほどの質問をつくり、8000人の子供からデータを集め、徹底的に分析
すると問題のないクラスとそうでないクラスでは数値のバラツキに明らかな違いが生まれた
1995年、心理アンケート「Q-U」が誕生した
スポンサーリンク
コメント