夢の扉+で紹介
●重イオンビームの照射による品種改良
農作物を美味しくしたり病気にかかりにくくする品種改良
通常10年はかかるこの研究をたった3年に短縮できる魔法のビームがある
その方法を日本で初めて成功させたのが理化学研究所 農学博士 阿部知子
生み出した品種は100以上
阿部は埼玉にある理化学研究所で様々な品種改良に取り組んでいる
3年に短縮する秘密兵器が理化学研究所の地下にある
総重量2000トンもある加速器 理研リングサイクロトン
炭素、窒素などのそれぞれの原子核を装置の中で光の速さの半分まで加速させることで
放射線の一種である重イオンビームを発生させると云うもの
品種改良を目的にビームを照射するのは種の中の胚など細胞分裂が活発に行われる部位の細胞核
その中にあるDNAの遺伝子がビームで切られたところを修復しようとした時、突然変異が起き目指す品種の原石になる可能性がある
ビームが照射される台に置かれたのは、いくつかの植物サンプル
照射中は別室でモニタリング
一つの植物に5秒~20秒、重イオンビームを当てる
彼女が品種改良に成功した例はすでに100を超える
例えば黄色い桜:仁科蔵王、安倍の手にかかり収穫量が通常の1.3倍になった稲:日本晴
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