カンブリア宮殿で紹介
●カトープレジャーグループの成功の秘密
「つるとんたん」六本木店は常に行列
オープンして7年、今でも客は増える一方
特徴は大きい器
「つるとんたん」とは「つるつる食べるうどんをとんとん踏んでたんたん切る」と云う意味
麺作りに毎日20時間もの時間がかけられる
麺を茹でる時間は25分~27分
一番人気は「きつねのおうどん」680円
うどんの種類は40以上
「国産牛ロース しゃぶ肉のおうどん」1500円
女性に人気なのは「クリーム三昧のおうどん」1800円
全てのうどんは3玉まで同じ値段で食べられる
現在、つるとんたんは東京・大阪に11店舗を展開
しかし同じ作りのチェーン店ではない
つるとんたんは1店舗ずつコンセプトがある
新宿店は若い客が多いので音と食のコラボレーション
うどんを食べながらライブを聴く
・カトープレジャーグループ
手掛ける事業の数は30以上
大阪の難波には庶民向けの居酒屋
京都の東山では高級料亭を経営
多種多様な事業を展開し年間利用者400万人、年商130億円に達する
手掛けた店は全て黒字
今あるものと同じものは作ろうとしない
求めるのは半歩先を行くオンリーワン
加藤「マーケティング、今の市場がどうあるか?失敗する人間は今の市場がこうだからこういうものを出していく。我々はマーケティングで市場を見た上でそこにない売れる商品を開発していくのがプロデュース業の大きなテーマ」
カトープレジャーグループの仕事は事業のトータルプロデュース
多くの仕事はビルのオーナーなどの依頼で始まる
次に土地を徹底的にマーケテイング
新宿の「つるとんたん」の場合、若者がメインターゲットと判断した
続いて企画
物件が天井が高く柱が無いことからショービジネス向きと考え、ライブとうどんの合体を形にした
普通のプロデュースならココまでだが、さらに店の運営まで行う
そして利益の一部を依頼主に還元する
加藤「たまたま」入るよりも「わざわざ」来てもらえるお店に」
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長崎市の港から20分の伊王島
かつては炭鉱で栄え、最盛期には7000人以上の人が暮らしていたが、その後廃坑に
今は人口1000人に満たない静かな島
カトープレジャーグループが運営しているのが楽園風のリゾート施設
「やすらぎ伊王島」
今では人気リゾートだが、以前は全く様相が違っていた
元々は第三セクター運営のヨーロッパ風リゾートとして誕生
10年以上、1度も黒字になる事なく破綻したダメ物件だった
「ここを何とかしてほしい」と地元が泣きついた先がカトープレジャーグループだった
加藤の分析した問題点は
・東京・大阪の客をターゲットにし、1泊5万円と云う高額な料金設定だった
・レジャーが海水浴しかなかったこと、夏以外は収益が上がらないリゾートだった
2003年、反対を押し切り加藤は再建に乗り出す
加藤は遠方からの集客はいらないと判断
遠方の客を狙った高級リゾートから近場のファミリー向けリゾートに転換
近くの客に来てもらうために加藤がまず行ったのは料金改革
以前の半分以下の1泊1名1万~2万円程度とし、家族で気軽に利用できる値段に近付けた
以前の食事はフレンチやスペイン料理だったが、地元の新鮮な海の幸を売らない手はないと方向転換
夏以外のシーズンも客を呼ぶため新たに温泉も掘った
かつてプールだった場所はバーベキュー場に改造
加藤は3年で黒字化した
依頼を受ける基準は依頼主の人柄
●お得な沖縄高級リゾート
・カフー リゾート フチャク コンド・ホテル:沖縄県恩納村
一見、普通の高級リゾートだが、、オフシーズンも予約で埋まる人気となっている
キッチンが付いた滞在型のコンドミニアム
人気の秘密は値段にある
周囲のリゾートと比べ、部屋の広さは倍近くだが料金がかなり安い
最初に全249室をマンションのように分譲
ただしオーナーが使わない時はホテルとして活用させてもらう
これが加藤の考え出したシステム
最初に分譲することで建設費などの負担を減らす事が出来る
その分、一般料金を相場より安くする事が出来る
一方部屋を貸すオーナーには料金の一部を貰えるメリットが
例:3000万円の部屋だと
1年間ホテルとして貸し出せばオーナーに約4%120万円ほどの利益を受け取る事が出来た
もちろんオーナーが使う時は無料で利用できる
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