爆報!TFEフライデーで紹介
12年に渡り「キャベジン」のCMに出演
芸能一家に生まれた女優:岩井友見
日本舞踏岩井流宗家の肩書も持つ
父は歌舞伎役者:岩井半四郎
妹は女優:仁科亜季子
●片目を失明した岩井友見
1951年、芸能一家に生まれる
デビューは18歳
1968年、大河ドラマ「竜馬がゆく」で人気女優に
ひと月に16本の映画に出演する目が回るほどの忙しさ
しかし女優として充実していた21歳の時、悲劇が襲う
それはドラマ撮影でのこと、3か月の乗馬訓練を積んで挑んだ乗馬シーンだった
カメラが回ったその時、突如馬が暴走…そして頭から落馬
しかし岩井はそのまま撮影を続行
その撮影から10か月後…
朝、目覚めると見慣れた自分の部屋がグニャグニャ
さらに左半分は真っ黒
救急車で急遽搬送
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診断結果は網膜剥離
「左目は完全に失明です。ゆくゆくは義眼にすることになるでしょう」と告げられた
岩井は元々強度の近視
網膜剥離の症状に気付く事が出来なかった
落馬によってできた傷は10か月の間、じりじりと引きちぎれ、もはや修復不可能な状態となっていた
異常をきたしていたのは左目だけではなかった
「右目も相当ダメージを受けています。全盲になる可能性が高いです」
病名は網膜浮腫
衝撃により網膜に水分がたまり視界がぼんやり歪んで見える
二度と左目が見えることはないが女優として生きるために可能性の低い賭けに出た
眼球の完全固定
岩井が選んだのは左目の義眼をさけ右目を治療する方法
網膜剥離の左目、網膜浮腫の右目、両目に溜まっている水を自然に引くのを待つこと
頭が動かないように砂枕で固定
寝返りをうたないよう、体をベッドに縛り付けた
水が引くまでこの状態を1度も崩せない
1日3回の食事はこの状態のまま離乳食
トイレは下半身だけ浮かせてこの状態のまま尿瓶に
お風呂に入る事も出来ない、体をタオルで拭くだけ
体をガチガチに拘束されベッドでひたすら耐える生活
その期間、60日
右目を動かしてしまうと同時に左目も動いてしまう為、目は常に閉じた状態
闘病の末、右目は奇跡的に回復
失明した左目も義眼は免れた
入院してからおよそ4か月、ようやく自宅に帰る事が許された
しかし残った右目の視力は0.08
片目での生活は外出はおろか家の中でも危険が伴った
普通の生活をしなくてはいけない…何にも出来ない、迷惑ばかり周りにかけている。極度なうつ状態に陥った
当時、不眠の為、大量の睡眠薬を処方されていた
1瓶すべて飲み干した
その時、母親が偶然部屋に入ってきて助けられた
絶望から2年…このままではこのままではいつ自ら命を絶つか分からない
そんな彼女にある舞台への出演オファーが届く
それは彼女の未来を心配した演出家からだった
しかしただでさえ人が飛び交う舞台、真っ暗な舞台裏
岩井にとってそれは危険以外の何物でもなかった
そんな時舞台稽古の付き添いをしてくれたのが共演者である船戸順だった
片目だけで頑張る岩井を船戸はどんな時も連れ添いサポートしてくれた
その後、プライベートでも徐々に2人の距離は縮まり、1976年に結婚
そして夫婦出演の「キャベジン」のCMで岩井は本格的な復活を果たす
CMは12年間続き、2人は芸能界を代表するおしどり夫婦と呼ばれるように
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