深イイ話で紹介
魂のエース:黒木知宏
1994年、ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団
山本譲二に似ていることからジョージと言われ、いつしかジョニーへと変わり、ジョニー黒木の愛称で人気は全国区
黒木の最大の魅力は闘志みなぎる熱いピッチング
イチローいわく「僕の中ではずっと前から黒木がナンバーワンのピッチャーですよ。彼のボールはすべての球種が高いレベルにあって、しかも一球一球に気持ちがこもっていますから」
●ロッテ黒木知宏の野球人生を大きく変えた試合とは?
1998年、当時ロッテは負け続け15連敗
試合前のお祓いも効果なし
ついには日本タイ記録の16連敗となった
ワースト記録のかかったオリックス戦が全国放送されるほど注目を集めた
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1998年7月7日、オリックス対ロッテ
絶対に落とせない試合に先発を任されたのが黒木
ロッテ2点リードで向かえた9回裏2アウト
ランナーは1塁
黒木はここまでヒット2本に抑え、最後のバッター プリアムを2ストライクまで追い込んだ
そして2ランホームランを打たれて同点
黒木はマウンドに崩れた
投げる気力を無くし交代を告げられた
結局ロッテは逆転負けで17連敗
この試合は「七夕の悲劇」と呼ばれた
この後、黒木は先輩である小宮山投手から野球人生を大きく変える一言を言われる
それは…
「あのホームランでもまだ同点だったじゃないか。だったらあそこでマウンドを降りてはダメだ。最後まで諦めるな」
この2日後、ロッテの連敗を止めたのは小宮山だった
6失点するも最後まで諦めず、9回まで完投しての勝利
小宮山は自らの言葉を身をもって示した
黒木は自分の甘さを痛感
それ以降、黒木のピッチングはより一層気迫が増し、勝つ事にこだわった
この年、黒木は最多勝(13勝)、最高防御率(.591)のタイトルを獲得
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