人体の神秘で紹介
●人体自然発火現象の謎
2011年9月、アイルランド
検死官キアラン・マックローリン「私は人体自然発火によって人が死んだと確信している」
その検死報告書によると
2010年12月22日、アイルランド・ゴールウェイ
午前3時10分、隣人の夫婦がマイケルの自宅から火災報知機が鳴っている事に気付き、警察と消防に通報
その夫はマイケルの自宅の様子を見に行く、ドアには鍵がかかっていた
午前3時12分、警察が到着
バールで鍵を壊し、中に入る
玄関には煙が立ち込めていて入りづらかった
マイケルは仰向けで倒れており酷く燃え尽きていた
その遺体はほとんどが炭になっていた
室内は遺体の周辺だけしか燃えておらず、他は妬けた形跡がない
警察は自殺と事故、さらに殺人をも視野に入れ慎重に捜査を行った
まず警察が疑ったのは殺人
犯人が侵入した形跡がないか、マイケルの家のドアや窓を調べた
すべての窓とドアに鍵がかかっており、暖炉からの侵入の形跡もない
完全な密室状態だった
5分後、消防隊も到着し、本格的な現場検証が始まった
ガソリンの匂いはなく、燃焼促進剤を使った形跡はなかったため自殺ではないと判断した
警官たちは炭となったマイケルの遺体を集め、病院で検死することにした
病院では検死官のキアラン・マックローリンによってマイケルの遺体を調査
すると炭の中から黒焦げの臓器を発見された
内臓は綺麗で肺に炭素物質や煤はなかった
検死官はマイケルの死因は「心臓疾患」や「窒息死」ではないと結論
こうした科学的な検査の結果、消去法で残ったのが
「マイケルの死因は人体自然発火だったと考えざるを得ない」
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●人体自然発火現象とは?
人間の体から自然に発火したとしか考えられない現象の事
世界中で400件以上が報告されているが、未だ科学的に解明されていない
・1938年8月27日、イギリス・エセックス州
友人と楽しくダンスを踊る女性:フィリス・ニューカム
ダンスで火照った体を冷ますため、フィリスは屋内へ
すると突然フィリスは炎に包まれた
全身火だるまの彼女はダンスホールに戻り助けを求めた
すぐに火を消そうと試みるがフィリスはわずか1~2分で燃え尽きた
・1938年7月29日、イギリス・ノーフォーク州
夏休み避暑のため、この地を家族と訪れていたメアリー・カーペンター
美しい湖でボートを楽しんでいたその時、いきなりメアリーは大声をあげると炎に包まれた
メアリーは湖に飛び込む間もなく燃え尽きてしまった
・1982年8月5日、アメリカ・イリノイ州
昼下がりシカゴの路地裏、歩行中の女性が突然炎に包まれた
周囲の人が必死に火を消そうとしたが、炎の勢いは増すばかり
火が消えた時に残っていたのは大量の炭と金歯だけだった
●人体自然発火現象の正体とは?
生物学者:ブライアン・フォード氏によると
体内でも作られているマニキュアの除光液などに使われる原料:アセトン
人体自然発火を起こした人達の多くが糖尿病や肝疾患などの病気を患っていた
病気の時は体内の代謝が変わり、アセトン値が高まる
アセトンは脂肪と結びつきやすいため脂肪内で増えていく
アセトンが体の脂肪と結びつくと良く燃える
その為、人体自然発火では脂肪の多い身体の中心部が燃え、末端の方は残るケースが多い
自然発火ではなく現場には静電気、マッチ、タバコなど必ず火元がある
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