深イイ話で紹介
道場六三郎は日本料理界の常識にとらわれない
和食の世界で使われていなかった食材を自由自在に組み合わせる独自のスタイルを生み出した
昭和35年、当時勤めていた料亭 赤坂常盤家は吉田茂、鳩山一郎など政財界のそうそうたる人物が通うお店
29歳と云う異例の若さで料理長に昇進
「これまで通りじゃつまらない、俺らしい料理で楽しんでもらおう」
例えば生牡蠣を殻付のまま氷の上に乗せレモンを置く、今こそよく見る盛り付けだが、そのルーツは道場六三郎のオリジナル
昭和46年、40歳にして念願だった自分の店「ろくさん亭」を銀座にオープン
「食材には国境はない。くだらん固定観念は持つんじゃない」
フカヒレとカツオだしを組み合わせた「フカヒレ茶碗蒸し」を完成させた
また自宅で冷蔵庫を整理している時、閃きでみそ汁の中にクリームチーズを投入
こうした遊び心をきっかけにチーズと味噌を組み合わせた数々の料理を誕生させていった
「伊勢と鮑 チーズ味噌鍋」「海老ニョッキチーズ味噌
常識にとらわれない料理への飽くなき好奇心
80歳になった道場は料理人にとって命ともいえる大切な「あるもの」を捨てた
それは自分がつくりあげてきた献立、記事
道場が60年余り懸命に生み出してきた大切な料理の記録
過去を忘れ料理を始めた頃の初心に戻りたい…
80歳にして再びスタートを切った
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